前澤友作さんのメガヨット「COSMOS」海上公試開始

2025年11月25日、ドイツのルーセン造船所(Lürssen Kröger Werft)で建造している前澤友作さんのメガヨット「COSMOS」の海上公試(SEA TRIAL)が開始されました。
AIS情報によると、メガヨット「COSMOS」はキール運河沿いのシャハト=アウドルフにあるルーセン造船所を11月25日09時ごろ出港。キール運河を通り、キール湾に出て海上公試を実施。いつまでの予定なのか不明ですが、11月30日時点ではまだ海上公試を実施中でした。
メガヨット「COSMOS」の船体寸法は長さ114.2m、幅18m。
引き渡しは、2026年春の予定。
Lürssenの150周年を記念する特別な「Project Cosmos」

前澤友作さん向けとなるメガヨット建造は「Project Cosmos」と呼ばれており、建造をおこなうルーセン造船所にとっても、150周年を記念する特別なプロジェクトだという。
「Project Cosmos」は、ルーセン造船所で建造する船舶として水素燃料電池を搭載した初めてのメガヨット。従来の内燃機関モードでの航行に必要なディーゼル発電機に加えて、500kWの水素燃料電池2基を搭載。水素からエネルギーを取り出す燃料電池は、水素と酸素の電気化学反応から電気エネルギーを直接取り出すため発電効率が高く、反応時に出る熱を有効利用することで、高い総合エネルギー効率を得ることが可能。さらに、利用段階では二酸化炭素を排出しないという地球環境に優しいという特徴。
船体デザインは、オーストラリアのデザイナーであるマーク・ニューソン氏(Marc Newson)が手掛けている。全長114.2mというボリュームのある船体で特徴的なのは、テラスに面した位置のプライベート書斎として設計された上部の大きなガラスドーム。複雑なガラス工学の技巧を凝らし、厚いガラスの大きな部分を曲げるという特注品のガラスドームは遮るもののない360度のパノラマビューを実現するという。
ガラスのコンセプトはキャビンデッキにも引き継がれ、上層階全体を連続したガラスの帯で覆い、遮るもののない眺望を実現。船首前方にあるヘリポートの下はガラス張りの展望ラウンジがあり、ガラスの手すりが付いたオープンバルコニーから船尾方向へメインデッキを見渡すことが出来る。船尾側の後部デッキには、スイミングプールとジャグジーが備えられている。
【動画】海上公試へ向かうメガヨット「COSMOS」
The brand-new Lürssen megayacht PROJEKT COSMOS from Rendsburg, owned by Japanese multimillionaire Yusaka Maezawa.
— Moments that Matter (@_fluxfeeds) November 28, 2025
📹ships_from_kiel_canal pic.twitter.com/SSj0fWBTkM





















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