イギリスのワイト島沖で貨物船からコンテナ16個が海上に流出

イギリスのワイト島沖で貨物船からコンテナ16個が海上に流出 事件・事故
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イギリスのワイト島沖で貨物船からコンテナ16個が海上に流出

2025年12月6日18時ごろ(現地時間)、イギリスのワイト島沖で貨物船「BALTIC KLIPPER」からコンテナ16個が海上に流出。

イギリス沿岸警備隊(HMCG,His Majesty’s Coastguard)の発表情報によると、貨物船「BALTIC KLIPPER」からコンテナが落下したのはソレント海峡のNab Tower付近。乗組員に負傷者はいない。海上に流出したコンテナ16個の貨物は、バナナが8個、プランテンが2個、アボカドが1個、残りの5個は空で危険性は無いという。

12月7日20時の発表では、海上に流出したコンテナ16個のうち5個が流出場所から北東に位置するセルジー周辺の海岸に打ち上げられており、警察および消防と共に封鎖線を設置してコンテナに近づかないよう呼びかけている。他のコンテナについても沿岸で漂流しているのが確認され、イギリス沿岸警備隊のヘリコプターや航空機が捜索をおこなっている。

12月8日朝に対応チームが到着して陸上貨物の撤去を開始する予定。

事故当時、貨物船「BALTIC KLIPPER」はオランダのフリシンゲンを出発してポーツマス港へ向かって航行していた。

Nab Towerとは?
Nab Tower
出典:Wikipedia | By 27col – Own work, CC BY-SA 4.0, Link

Nab Towerは、第一次世界大戦中にイングランド海峡で対潜防御のために計画された塔。戦後、灯台の代わりにワイト島東に沈められ、ソレント海峡の入口を示すことから船乗りたちにとってよく知られたランドマークとなっている。

12月8日(月) 15:30の更新情報

イギリス沿岸警備隊が12月8日15時30分に更新した発表情報によると、貨物船「BALTIC KLIPPER」から海上に流出したコンテナ16個のうち11個が海岸に漂着。これまでにセルジーでコンテナ7個、パガム港で2個、ボグナーで2個を発見。

未発見のコンテナについては、引き続きイギリス沿岸警備隊のヘリコプターなどによる沖合での捜索がおこなわれるという。

貨物船「BALTIC KLIPPER」

貨物船「BALTIC KLIPPER」
出典:Marinetraffic | Red Snapper
船名BALTIC KLIPPER
総トン数14,091トン
載貨重量トン数15,609トン
長さ165m
25m
深さ14m
船籍リベリア
建造年2010年9月
建造場所KITANIHON SHIPBUILDING CO., LTD.
(北日本造船株式会社)

【動画】海岸に漂着したコンテナ

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