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海に沈んだ船を引き上げる5つの方法

海に沈んだ船を引き上げる5つの方法 事件・事故

「南海一号」引き上げ(水深20m)

 中国広東省陽江市沖の南シナ海で約800年前の南宋時代に沈んだとされる沈没船「南海1号」の引き上げについて。

 沈没位置は水深約20mでしたが、船体は海底の泥に深く埋もれている状態。「南海1号」の大きさは全長30.5m、幅9.3m。

 船体は原型を保ったまま沈んでおり、保存状態も良好であったが、800年前の木造船に船体強度は期待できない。では、どのような方法で吊り上げをおこなったのか?

引き上げ方法

 船体破損防止のため、海底の泥に埋まった状態のままコンテナに収めて、海底の泥と船体を一括で引き上げるという方法が採用された。

 コンテナを引き上げた時の重量は3,400トン

 4,000トン吊りのクレーン船「华天龙」を使用してコンテナを吊り上げて、半潜水バージに搭載。

引き上げに使用されたクレーン船

4,000トン吊りのクレーン船「华天龙」

吊上能力4,000トン吊
長さ175.0m
48.0m
深さ16.5m
建造年2007年
所有会社Guangzhou Salvage
次へ:「光進丸」引き上げ(海面付近)
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