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RORO船「フェリー粟国」による支援物資の海上輸送

RORO船「フェリー粟国」による支援物資の海上輸送 国内ニュース
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RORO船「フェリー粟国」による支援物資の海上輸送

2024年1月10日、日本財団は和幸船舶株式会社(本社:兵庫県神戸市)のRORO船「フェリー粟国」(FERRY AGUNI)による支援物資の海上輸送を実施。発電機5台、灯油2,000L、軽油1,000Lをトラック5台に分けて積んだ状態で「フェリー粟国」へ搭載し、金沢港から輪島港へ海上輸送。到着後はRORO船である「フェリー粟国」からトラックを自走させて陸揚げし、そのまま特別養護老人ホームや小中学校など5カ所へ届けるという。

支援は被災地自治体と連携しており、当面は金沢港と輪島港を1日1往復して物資のピストン輸送を続ける予定。15日からは温水シャワーシステム100台、手洗い場200台などの輸送が計画されており、届ける港や避難所は順次広げていくそうです。

日本財団について

公益財団法人日本財団(The Nippon Foundation)は、公営競技の1つである競艇(ボートレース)の収益金をもとに、海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を主に行っている公益財団法人。1962年(昭和37年)笹川良一によって創立。2011年3月31日までの名称は、財団法人日本船舶振興会。

出典:Wikipedia | 日本財団(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%B2%A1%E5%9B%A3)

2002年に竣工し、建造当初は沖縄県で那覇港と粟国港を結ぶ航路に就航していましたが、引退後に売船され現在の和幸船舶株式会社へ。

船名フェリー粟国
総トン数462トン
長さ65m
11.6m
速力17ノット
積載能力250トン
建造年2002年5月
フェリー粟国
出典:和幸船舶株式会社
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1便目の輸送を終えた「フェリー粟国」金沢港へ帰港

「フェリー粟国」のAIS情報によると今回の海上輸送での支援をおこなうため、1月7日に宮崎県を出港。そして、金沢港に到着したのは1月10日朝7時頃。そのまま支援物資を積んだトラックを搭載する作業をおこない、11時30分頃に金沢港を出港。輪島港までの約100km、およそ54海里を航行して16時頃に輪島港到着。19時前に輪島港を出港して23時頃に金沢港へ帰港。なかなかハード。

報道されている画像を見ると支援物資を積んだトラックはユニック付き。「フェリー粟国」の輪島港滞在時間は、およそ3時間。なので、その間に予定されている被災地へ支援物資を運び、ユニックで荷下ろし後、フェリーまで帰ってきていると思われる。運転手の方もなかなかハード。

「フェリー粟国」AIS情報によるタイムライン
  • 1月7日
    宮崎県を出港
  • 1月10日
    07:00頃
    金沢港 到着

    そのまま支援物資を積んだトラックを搭載

  • 11:30頃
    金沢港 出港

    54海里 ÷ 4.5時間 = 12ノット(平均速力)

  • 16:00頃
    輪島港 到着

    輪島港での滞在時間は約3時間

  • 19:00前
    輪島港 出港
  • 23:00頃
    金沢港 到着
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