VestasがV236-15.0MW洋上風力タービンのプロトタイプナセルを完成させた。プロトタイプは、デンマーク北部にある陸上のウスタイル(Østerild)試験場で年内に設置される予定。
V236-15.0MWのプロトタイプ
完成したV236-15.0MWプロトタイプのナセルはデンマークのオーデンセ港リンド(Lindø)にあるVestasの工場で製作されました。
長さ115.5mのブレードは、デンマーク南部のロラン島にあるナクスコウ(Nakskov)で製作。
それぞれの部材は完成後、デンマーク北部にあるウスタイル(Østerild)試験場へ運ばれて2022年内に設置が行われる予定。
1台で2万世帯の電力を供給
定各出力15MWという巨大風車はローター直径236m、風車が風を受ける面積が43,000平方メートル。よく面積の換算で使用される東京ドームの面積は46,755平方メートルなので、どれだけ15MW風車が大きいのか理解できますね。
風速によって変わりますが、年間発電量は80GWh。20,000世帯に電力を供給。
The V236-15.0MW™ moves the boundaries of offshore wind energy forward, with one single turbine being capable of producing up to 80GWh/Year depending on site-specific conditions, which is enough energy to power more than 20,000 households.
(V236-15.0MW™ は、オフショア風力エネルギーの境界を前進させます。単一のタービンは、サイト固有の条件に応じて最大 80GWh/年を生成できます。これは、20,000 世帯以上に電力を供給するのに十分なエネルギーです。)
V236-15.0 MW™ prototype nacelle completed and ready for testing (vestas.com)
80GWhで20,000世帯の年間発電量という事は、1世帯あたりに換算すると4,000kWh。少し気になったので日本の電気使用量を調べてみると、4,047kWhでほぼ一緒でした。
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