中国の正力海工が上海振華重工(ZPMC)と3,500トン吊りSEP起重機船の建造契約を締結。20MWの洋上風車設置が可能で完成・引き渡しは2024年末の予定。
中国で3,500トン吊りSEP起重機船の建造契約
2023年1月12日、正力海洋工程有限公司は上海振華重工(ZPMC,Zhenhua Port Machinery Company)と3,500トン吊りクレーンを搭載したSEP起重機船の建造契約を締結。完成・引き渡しは2024年末の予定。
建造するSEP起重機船のクレーン能力以外の概要として、船体は自航式で航行速力8ノット、DP2の自動船位保持装置を搭載し、150人が宿泊できる居住設備がある。レグの長さは不明ですが、作業可能な最大水深は70m。20MWの洋上風車設置が可能。
現時点で完成しているSEP起重機船の中でクレーン能力が最も大きいのは、2022年12月に完成した3,200トン吊り「Voltaire」。
完成イメージの違和感
建造するSEP起重機船のイメージ。
一見すると一般的なSEP起重機船と同じようにも見えますが、よく見ると違和感が。造船や洋上風力とは全く無縁な方が他のSEP船を見ながら描いたような感じ。イメージなので問題ありませんが。。。
一番気になったのは、クレーン旋回体の薄さ。ペラペラ。甲板上に積まれている風車資材もよく見ると何か違う気が。
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