運航を終えたクルーズ船「にっぽん丸」横浜港で引退セレモニー

出典:Mitsui O.S.K.Lines
2026年5月10日、商船三井クルーズのクルーズ船「にっぽん丸」は横浜港への帰港をもって運航を終え、大さん橋国際客船ターミナルで引退セレモニーが開催されました。
商船三井のプレスリリースによると、クルーズ船「にっぽん丸」は1990年の就航以来、2,000本を超える航海を実施し、国内外400以上の港に寄港、乗客数は延べ60万人以上(2025年3月までの記録による)。商船三井クルーズが長年にわたり大切にしてきたおもてなしの心や、乗客の多くから評価の高い船内での食事など、満足度の高いクルーズで日本のレジャークルーズ市場を牽引してきたという。
引退セレモニー当日は、クルーズ船「にっぽん丸」のファンをはじめ、船とゆかりのある関係者などが多く来場し、デッキに立つ乗組員に手を振るなど、別れを惜しんだ。岸壁では「にっぽん丸」と「三井オーシャンフジ」の2隻が並び、商船三井クルーズブランドのこれまでの歩みとこれからを象徴する光景が見られた。
「にっぽん丸」の船長らが「MITSUI OCEAN SAKURA」へ


出典:MOL Cruises
商船三井クルーズはクルーズ船「にっぽん丸」の引退後、2026年9月に就航予定の「MITSUI OCEAN SAKURA」と既に運航している「MITSUI OCEAN FUJI」の2船体制で運航を予定。「にっぽん丸」の伝統を受け継ぎ、日本が誇る本物の「おもてなし」でさらに多くの乗客に満足度の高いサービスを提供する。
2025年8月の「MITSUI OCEAN SAKURA」船名発表時、同船デビューシーズンの船長のひとりとして「にっぽん丸」の船長を務めた二宮 悟志 氏、同じく「にっぽん丸」を経験した中山 勝利 氏が総料理長を務めると発表されています。
商船三井グループは経営計画「BLUE ACTION 2035」Phase 2においてポートフォリオ戦略を掲げており、クルーズ事業をボラティリティ(volatility:変動性)の高い海運市況をカバーする非海運・安定収益型事業の一つとして位置づけており、今後は「MITSUI OCEAN SAKURA」と「MITSUI OCEAN FUJI」の2隻体制により、さらなるグループの企業価値向上・グループビジョンの実現に努めるという。
「MITSUI OCEAN SAKURA」と「MITSUI OCEAN FUJI」の2隻は、Carnival Corporation傘下のSeabourn Cruise Lineから購入したクルーズ船。2023年2月に「Seabourn Odyssey」を購入し、2024年12月に「MITSUI OCEAN FUJI」として就航、2025年3月に「Seabourn Sojourn」を購入し、2026年9月に「MITSUI OCEAN SAKURA」として就航予定。
クルーズ船「にっぽん丸」

出典:Marinetraffic | kenro oshita
- Owner(船主):MOL Cruises, Ltd.(商船三井クルーズ)
- Manager(運航会社):MOL Cruises, Ltd.(商船三井クルーズ)
- Shipbuilder(建造):Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Kobe Shipyard & Machinery Works(三菱重工 神戸造船所)
| 船名 | にっぽん丸 NIPPON MARU |
| 総トン数 | 22,472トン |
| 載貨重量トン数 | 4,112トン |
| 長さ | 166.65m |
| 幅 | 24m |
| 深さ | 13.5m |
| 旅客定員 | 512人 |
| 船籍 | 日本 |
| 建造年 | 1990年9月 |



















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