重量25,000トン、世界最大の洋上変電所トップサイド設置へ

2026年5月27日、中国の「三峡陽江青洲五、七洋上風力プロジェクト」(Three Gorges Yangjiang Qingzhou Ⅴ、VII)で設置する洋上変電所トップサイドは輸送船への積み込みを完了し、江蘇省南通市から広東省陽江市に向けて航行を開始しました。
洋上変電所トップサイドの寸法は長さ85.5m、幅82.5m、高さ44m。重量は約25,000トン。
トップサイドの設置方法はクレーンで吊り上げるのではなく、フロートオーバーと呼ばれる輸送船のみでおこなわれる。重量25,000トンという巨大なトップサイドを輸送しているのは、半潜水式重量物運搬船「祥泰口」(XIANG TAI KOU)。AIS情報によると、広東省陽江市へは2026年6月3日に到着する予定。
「三峡陽江青洲五、七洋上風力プロジェクト」は、広東省 陽江市 陽西県 沙扒鎮から沖合74km、水深45~53mで12MWの風力タービン118基、13MWを23基、13.6MWを21基、そして浮体式の16MW風力タービン1基を設置する計画で総発電容量は2GW。2026年6月から順次運転を開始して、2026年12月にフル容量の運転開始を予定している。
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半潜水式重量物運搬船「祥泰口」(XIANG TAI KOU)
半潜水式重量物運搬船「祥泰口」は、中国船舶集団(CSSC)傘下の広船国際有限公司でCOSCO Shipping Specialized Carriers向けに建造され、2023年12月に竣工。
船体寸法は全長231.1m、幅46m、深さ14.5m、最大甲板深度は13m。燃料やバラストなど自重以外のすべてを含んだ積載重量を表わす載貨重量トン数(DWT,Deadweight tonnage)は、66,070トン。自航式で航続距離は20,000海里、DP2の自動船位保持装置を搭載。
| 船名 | 祥泰口 |
| 総トン数 | 47,124トン |
| 載貨重量トン | 66,070トン |
| 長さ | 231.1m |
| 幅 | 46m |
| 深さ | 14.5m |
| 最大甲板深度 | 13m |
| 船籍 | リベリア |
| 建造年 | 2023年12月 |

出典:X | China Science(@ChinaScience)
年間約6,000GWhを送電


出典:中国长江三峡集团有限公司
「三峡陽江青洲五、七洋上風力プロジェクト」に設置する洋上変電所は、163基の洋上風力タービンで発電された66kVの交流電力を±500kVの高電圧直流電力に変換して送電。直流送電技術を用いることで、年間約6,000GWhのクリーンエネルギーを効率よく安定的に供給することが出来るという。
巨大なトップサイドの基礎ジャケットは10,200トン

出典:ZPMC
「三峡陽江青洲五、七洋上風力プロジェクト」の洋上変電所トップサイドを支える基礎ジャケットは、アジア最大の12,000トン吊りクレーン船「振華30」(Zhen Hua 30)によって設置がおこなわれました。
ジャケット重量は10,200トン。
洋上変電所のジャケットは基礎杭8本で固定されており、基礎杭はそれぞれ長さ115m、直径5m、重量907トン。



















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