中国で半潜水式の漁業養殖プラットフォームにレストランや客室、釣りを楽しめるエリアなどの娯楽施設を搭載した「闽投1号」(闽投宏东号)が正式に運用を開始。62,000m3の養殖水域では600トンの大黄魚が養殖できるそうです。
中国でレストランを併設した漁業養殖プラットフォームが運用開始
2022年12月15日、福建省 福州市の定海湾に係留された漁業養殖プラットフォーム「闽投1号」(闽投宏东号)が正式に運用を開始したそうです。建造されたのは同じく福州市にある「馬尾造船」。

建造をおこなった「馬尾造船」では、同じような漁業養殖台船「乾動1号」が建造されています。こちらは2022年9月に養殖海域の定海湾に曳航されて係留が完了しています。
以前の記事でも取り上げましたが、定海湾には他にも同様の漁業養殖台船がいくつか係留され、養殖漁業がおこなわれています。「定海湾1号」「定海湾2号」「振漁1号」など。

レストランなど観光、娯楽施設をプラットフォーム内に併設
漁業養殖プラットフォーム「闽投1号」(闽投宏东号)の大きさは全長92m、幅36m、高さ27m。船体は半潜水式になっていて、潜水させた状態で養殖水域は62,000m3、600トンの大黄魚が養殖できるそうです。だいたい中国でこの手の養殖台船で養殖する魚種に登場するのは”大黄魚”。そして養殖生産量に使用される換算値は養殖水域1万m3に対して100トン。



これまでの養殖台船に無かった特徴としてレストランや客室を併設しているところ。
レストランは116人を収容可能な広さ、部屋から海を眺めることが出来る客室は25室、他にも48人が利用可能な会議室や釣りを楽しめるエリアなどがあるそうです。
養殖漁業と観光施設を融合。船に乗って移動してきて、美味しい魚料理を堪能、そのまま泊まって翌日帰る・・・なかなか良いかも。
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