No.1 20,000トン吊 Sleipnir
「Sleipnir」の概要
船名 | Sleipnir |
---|---|
吊上げ能力 | 10,000トン吊×2基、タンデム 20,000トン吊 |
長さ | 220m |
幅 | 102m |
喫水 | 12m~32m |
建造年 | 2019年 |
所有会社 | Heerema Marine Contractors |
2019年にシンガポールのSembcorp Marineで建造。10,000トン吊のクレーンを2基搭載し、タンデムで吊上げ能力20,000トンを誇る世界最大の起重機船。
建造費用は10億米ドル。日本円で1,200億円。(1ドル=120円換算、2015年3月時点)
エンジンにはDF(dual fuel)エンジンを搭載しており、MGO(Marine Gas Oil)とLNG(Liquefied Natural Gas)双方を切り替えて運転可能。基本的にはLNG燃料を使用する予定という地球環境にも優しい最先端の起重機船。
船名「Sleipnir」の由来
「Sleipnir」(スレイプニル)とは北欧神話に登場する神獣の一つで主神オーディンが騎乗する8本脚の軍馬だそうです。半潜水時に8本の足で立っているように見えるからでしょう。「Thialf」も同じようなものですが。。。
Leviathanガス田 トップサイド設置
吊上げ記録は2019年9月、イスラエル沖の地中海にあるリヴァイアサンガス田のトップサイド設置。
吊上げ重量は15,300トン。
関連動画
Leviathanガス田
建造時のクレーン検査
クレーン能力は各10,000トン吊なので11,000トンの過負荷試験。クレーンブームはHuisman製でブーム長さは144m。
【追記】吊り上げ世界記録更新
2022年10月4日、デンマーク沖合の北海にあるタイラ油田のトップサイド設置作業で吊り上げ世界記録を更新。吊り上げ重量17,000トン。
よく読まれている記事