石狩湾新港洋上風力にPALFINGERの固定ブームクレーン14基設置
PALFINGER: STATE-OF-THE-ART CRANES FOR ISHIKARI WIND FARM
(PALFINGER: 石狩風力発電所向けの最先端クレーン)
https://www.palfingermarine.com/en/news/palfinger-state-of-the-art-cranes-for-ishikari-wind-farm_n_930919
オーストリアのクレーン機器メーカーPALFINGERグループのPalfinger Marineは、北海道で建設中の「石狩湾新港洋上風力発電所」に自社製の固定ブームクレーン「PF 200」14台が設置されることを明らかにした。
納入するクレーン「PF 200」の吊り上げ能力は1トンで、風力タービン基礎のジャケット上部にあるプラットフォームに設置し、主に発電所運用時にメンテナンス部品などの機材揚重に使用するものと思われる。クレーンのアウトリーチはPFシリーズ最大の7mとなっており、特徴として設置が容易でメンテナンス性に優れているという。さらに、洋上で吹きさらしという厳しい条件での耐久性を確保するためにPALFINGER独自の防食2重コーティングが施されている。
掲載記事によると、14台すべてのクレーンはすでに日本に到着しており、現在試運転を行っているという。「石狩湾新港洋上風力発電所」では、Siemens Gamesaの出力8MW風力タービン「SG 8.0-167 DD」を14基設置する予定なので、全機の風力タービンにPalfinger Marineの固定ブームクレーン「PF 200」を設置するということになる。
石狩新港以外に他にも秋田と響灘で納入
Palfinger Marineのクレーンは、これまでにも日本の洋上風力発電所に納入・設置されている。最初の納入は「秋田港・能代港洋上風力発電所」。固定ブームクレーン「PF 8000」という製品で、アウトリーチ2.4m、吊り上げ能力は1トン。秋田港の13基、能代港の20基すべての風力タービンに搭載し、33台のクレーンを納入。
そして、2023年3月に「北九州響灘洋上ウインドファーム」へスティフブームクレーン25台の納入が発表されています。2024年第1四半期から納入開始予定で、2024年中に全数が納入・設置される予定。
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