CadelerのO-class SEP起重機船2隻をアップグレードする改造に関してSemco Maritimeが契約を行ったことを発表。交換するクレーンを含む部材などの製作は2023年初頭に開始され、2023年後半から設置作業が行われる予定。
CadelerのSEP船2隻の改造をSemco Maritimeが契約
2023年1月23日、CADELERが保有する2隻のSEP起重機船「Wind Orca」、「Wind Osprey」のメインクレーン容量アップグレードに関して、Semco Maritimeが契約を行ったことを発表。アップグレードの内容は、現在搭載されている1,200トン吊りのクレーンを1,600トン吊りに増強し、甲板上からの揚程を132mから160mへ増加するというもの。
Semco Maritimeは、2020年にも今回アップグレードを行う2隻のSEP船に新しいクレーンブームを設置している。
当時、CADELERはSwire Blue Oceanという社名で、SEP船2隻も「Pacific Orca」「Pacific Osprey」という船名でした。2020年のアップグレードは、揚程を増加させる目的で新しいクレーンブームの設置を行い、甲板上の最大揚程が97mから132mへ増加した。
Semco Maritimeが契約した作業範囲には、クレーンのアップグレードに関連して新しいブームレストの製造と設置、クレーン台座の補強などが含まれている。
クレーンを含む部材などの製作は2023年初頭に開始され、2023年後半から設置作業が行われる予定。
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