東洋建設の自航式ケーブル敷設船、ルーマニアで建造開始

東洋建設の自航式ケーブル敷設船、ルーマニアで建造開始 洋上風力発電
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東洋建設の自航式ケーブル敷設船、ルーマニアで建造開始

2024年7月1日、ルーマニアのVARD Brăila Shipyardで東洋建設向けとなる自航式ケーブル敷設船の鉄鋼切断式(First Steel Cutting Ceremony)がおこなわれ、建造を開始しました。

建造番号「NB 980」の着工した自航式ケーブル敷設船は、イタリアの造船会社フィンカンティエリ傘下のVARDによる船体設計で ”VARD 9 15” を採用。長さ150m、幅28mの船体は日本の自然条件に最適な仕様となっており、水深の浅い海域から深い海域まで幅広いエリアで高い稼働率の作業が可能だという。

完成・引き渡し時期は2026年上半期の予定。

Huisman製のクレーン2基を搭載予定

建造を開始したケーブル敷設船には、Huisman製の250トン吊りハイブリッドブームクレーン及び100トン吊りナックルブームクレーンを搭載する予定。

搭載予定のクレーン2基は東洋建設の要望を満たす設計になっており、日本海事協会(ClassNK) の規定に従い認証を受ける予定。クレーンの製造場所は、中国の福建省 漳州市にあるHuisman China。

自航式ケーブル敷設船の概要

総トン数19,000トン
長さ150m
28m
深さ12m
喫水7m(最大)
ケーブル容量9,000トン
甲板面積2,500m2
宿泊設備90人
DPSClass 2
クレーン250トン、100トン
(動揺低減機能付き)
その他の設備ヘリデッキ
4点係留装置
2×ROV システム
バッテリー蓄電
ケーブル敷設船の仕様
投資額300億円、東洋建設が自航式ケーブル敷設船建造を発表
自航式ケーブル敷設船の完成イメージ
出典:TOYO CONSTRUCTION
建造タイムライン
  • 2023年12月
    建造契約締結

    建造契約時点で引き渡し予定は2026年上半期

  • 2024年7月
    建造開始

    VARD Brăila ShipyardでFirst Steel Cutting Ceremony実施

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