フィリピン沖から漂流した無人タンカーがベトナムへ漂着

フィリピンから漂流した無人タンカーがベトナムへ漂着 事件・事故
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フィリピン沖から漂流した無人タンカーがベトナムへ漂着

2023年12月1日、ベトナム中部沿岸のチャム島に全長132mのケミカルタンカー「KING RICH」が流れ着き、海岸沿いの岩肌に座礁したという。

漂流してきたタンカー「KING RICH」は、ベトナムでの座礁から約2週間前の11月18日にフィリピンのバドック島から150km沖合でプロペラシャフト破損により浸水するトラブルに見舞われていました。乗船していた乗組員16人は全員が船から救命いかだを使用して脱出し、付近を航行していた貨物船に救出されて無事。

しかし、一方で乗組員が全員避難に成功したケミカルタンカー「KING RICH」は無人となり漂流。乗組員の救助から2日後にフィリピン沿岸警備隊は上空から船体がまだ浮いていることを確認し、船主へ船体が沈没する前に曳航する手配をおこなうように要請していたという。

結果として、ケミカルタンカー「KING RICH」は1,150kmという距離を漂流して南シナ海を横断し、ベトナムのチャム島に漂着。この事故のニュースを最初に見た時、船が無人になってからおそよ2週間何してたの?というのが率直な感想。

最近、日本でも座礁により浸水したRORO船「すおう」から乗組員全員が退避したことで、同じように一時は無人状態となり漂流する事態が起きましたが、船体は常時監視下に置かれていました。国によって重きを置くポイントは異なりますが、今回の件でタンカー漂流によって起こる可能性がある環境被害については万国共通で阻止すべき問題。

自国の利益を優先することは当前ですが、自国で起きた事態が他国へ影響を及ぼすという状況の場合、自国には影響が無いので関係ないという対応を取るでしょうか。フィリピン側が漂流しているケミカルタンカー「KING RICH」の情報をどの程度ベトナム側に伝えていたのかは分かりませんが、未然に防げた事故のような気がしてなりません。

船名KING RICH
総トン数7,916トン
載貨重量トン13,925トン
長さ132m
21m
船籍シエラレオネ
建造年1990年
ケミカルタンカー「KING RICH」
出典:FleetMon | a29112241
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