Cadeler1隻目のF-class SEP船建造スタート
2023年9月8日、中国のCOSCO ShippingでCadelerが建造する4隻のSEP船のうちF-classとしては1隻目にあたるSEP船の建造がスタート。
Cadelerは、X-class2隻、F-class2隻の計4隻について中国のCOSCO Shippingと建造契約をおこなっている。今回、建造をスタートしたF-class1隻目のSEP船は、2025年末に完成・引き渡し予定。搭載するクレーン能力は、製造を手掛けるHuismanの情報によると2,600トン吊り。
似たようなSEP船を立て続けに建造しているので、少し把握しにくい感じになってます。👇の表で建造進捗を確認。
船名 | プロジェクト名 | クレーン能力 | 着工 | 起工 | 進水 | 引き渡し |
---|---|---|---|---|---|---|
X-class① | N1063 | 2,600トン | 2022年6月 | 2023年7月 | ― | 2024年後半 |
X-class➁ | N1064 | 2,600トン | 2023年2月 | ― | ― | 2025年前半 |
F-class① | N1130 | 2,600トン | 2023年9月 | ― | ― | 2025年末 |
F-class➁ | 未定 | 3,000トン以上 | ― | ― | ― | 2026年後半 |

Cadeler1隻目のX-class SEP船の起工式
2023年7月5日、中国のCOSCO ShippingでCadelerが建造する4隻のSEP船のうち1隻目の起工式(Keel Laying Ceremony)がおこなわれました。

CadelerのX-class2隻目となるSEP船の建造開始
中国のCOSCO ShippingでCadelerのX-classとして2隻目となるSEP起重機船のSteel Cutting Ceremonyが行われました。X-classにはHuisman製の2,600トン吊りクレーンが搭載される予定。
X-class・F-classすべて船体設計は同一

出典:NOV
X-class、F-classすべての船体設計はNOV傘下のGustoMSCによるもの。そして、船体設計はすべて同じになっており、「NG-20000X-CA」というタイプ。
GustoMSCのウェブページでは、「NG-20000X」の搭載クレーンについて最大2,500トン吊りテレスコピッククレーンが紹介されていました。もしかすると、CadelerのX-class・F-classにも「BLUE WIND」と同じテレスコピッククレーンが搭載されるのかもしれません。
船体設計 | NG-20000X |
長さ | 151.1m |
幅 | 58m |
深さ | 12m |
レグ長さ | 120m |
作業水深 | 70m(最大) |
貨物スペース | 5,600m2 |
積載重量 | 16,100トン |
宿泊設備 | 130人 |

出典:NOV
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