長さ150mのリーダーを搭載した杭打ち船、建造開始
2024年1月18日、上海振華重工(ZPMC)で中交第二航務工程局有限公司向けとなる長さ150mのリーダーを搭載した杭打ち船の起工式としてFirst steel cutting(鉄鋼切断式)がおこなわれ建造が開始されました。
杭打ち船は長さ130.5m、幅40.8m、深さ8.4m。特徴的なリーダーは長さ150mで最大重量700トン、直径7mの杭を打設することが出来る。完成後は、大規模な橋梁基礎や洋上風力発電プロジェクトでの施工が計画されているという。完成・引き渡し時期は不明。
建造するリーダー長さ150mの杭打ち船
船名 | 未定 |
長さ | 130.5m |
幅 | 40.8m |
深さ | 8.4m |
リーダー長さ | 150m |
リーダー式の杭打ち船としては世界最大?
中国で報道されている情報によると、長さ150mのリーダーを搭載した杭打ち船は世界最大だという。
リーダー仕様の杭打ち船自体を中国や日本以外でほとんど見かけない。日本国内の杭打ち船でもここまで長いリーダーを搭載した船はいないし、旋回できない固定式の杭打ち船は日本にも現役の船ではいないのではないでしょうか。
中国では2022年1月に今回建造を開始した杭打ち船と同じような仕様の杭打ち船「一航津桩」を建造しています。この杭打ち船のリーダー長さは142m。長さ150mのリーダーが世界最大というのは間違っていないのかもしれない。
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