ベトナムの洋上風力「Thanh Hai」で送電線の電柱が倒壊

ベトナムの洋上風力「Thanh Hai」で送電線の電柱が倒壊 事件・事故
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ベトナムの洋上風力「Thanh Hai」で送電線の電柱が倒壊

2025年8月9日16時(現地時間)、ベトナムのヴィンロン省沖にある洋上風力発電所「Thanh Hai 1」で送電線の電柱が倒壊する事故発生。

事故当時、現場では送電ケーブルの一部区間で保守・点検作業がおこなわれていたという。倒れた電柱は陸上2本、海上11本の計13本。事故の原因については、船舶を使用してメンテナンス作業をしている時に急な突風で船体が動揺し、ケーブルを引っ張ってしまったことで1本の電柱が倒壊。その結果、作業位置から陸上までのケーブルでつながっている電柱13本がドミノ倒しのように倒れてしまったと報じられています。

洋上風力発電所「Thanh Hai」は2022年に運転を開始。フェーズ1~4で合計28基の風力タービンが設置されており、総発電容量は120MW。「Thanh Hai 1」では、Siemens Gamesaの4.5MW風力タービン「SG 4.5-145」7基が設置されている。

運転を開始した2022年以降、風力タービンに加えて海上に露出している送電線および電柱に対して、地元漁師から航行に支障がでるという不満の声が上がっていたそうです。今回発生した送電線の電柱倒壊事故で人的被害は報告されていませんが、安全性や利便性、景観を考慮して現在の海上に露出した電柱による送電から海底ケーブルへ変換することが求められている。

海上に電柱を立てる送電方法、2022年運転開始

この事故に関するニュース記事を見て、洋上風力で海上に電柱を立てて送電していることにまず驚きました。そして、2022年運転開始という建設時期が最近だったことにも驚き。

【動画】事故を報じるベトナムメディアのニュース

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