JWPAがノルウェーの洋上風力団体NOW(Norwegian Offshore Wind)と相互協力のMOUを締結。日本とノルウェーの両国を代表する風力発電組織が協力関係を築くことで相互に属する企業間へ連携が深まることが期待される。
JWPAがノルウェーの洋上風力団体NOWと相互協力のMOUを締結
JWPAはノルウェーの洋上風力団体NOWと相互協力のMOUを締結しました。
https://jwpa.jp/information/6876/
2023年3月14日、JWPA(Japan Wind Power Association)はノルウェーの洋上風力団体NOW(Norwegian Offshore Wind)と相互協力のMOUを締結したことを発表。
JWPAのプレス発表によると、両国の風力発電組織には多くの企業が加盟しており、ノルウェーのNOWは約370、JWPAには559の企業や法人が所属しているそうです。
今回締結したMOUでは、両国の洋上風力発電に関する企業間でのビジネスを進めることを目的としており、とりわけノルウェーのサプライ チェーンとデベロッパーの両方が、新興の日本市場に関心を持っているという。なかでも注目されているのは、浮体式洋上風力発電。
ノルウェーでは浮体式の洋上風力発電所として世界最大規模の「Hywind Tampen」の建造を行っており、風力タービンのタワー部材について不具合が見つかり11基の風車のうち4基は設置が完了していませんが、2022年11月には付近の油田設備へ送電を開始しています。
ノルウェーの「Hywind Tampen」に比べると規模は小さくなりますが、日本国内でも2022年10月に大規模な商用の浮体式洋上風力としては国内初となる「五島市沖洋上風力発電事業」の建設が開始されています。
世界的な状況を見ても浮体式洋上風力はこれからという段階。お隣の中国は独自開発でガンガン押し進めていますが、この時期に浮体式洋上風力で世界最先端のノルウェーと協力関係を築き、取り入れる部分は吸収し、日本の環境に適した洋上風力へ発展させていく事が期待される。
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