Havfram は、英国の「Hornsea Three offshore wind farm」で風力タービン設置についてØrstedと契約したことを発表。設置作業には現在、中国で建造中の3,250トン吊りSEP起重機船を使用する予定。
Hornsea 3の風力タービン設置についてHavframと契約
2023年3月21日、Havfram は Ørsted が英国のノーフォーク海岸から約120km離れた北海で計画が進められている「Hornsea Three offshore wind farm」の風力タービン設置について契約したことを発表。
風力タービン設置作業は2026年秋に開始される予定で、作業を行うのは中国のCIMC-Rafflesで現在建造中の3,250トン吊りクレーンを搭載したSEP起重機船。
世界最大規模の洋上風力発電所
「Hornsea Three offshore wind farm」の開発を行う事業者にあたるØrstedによると、総発電容量は2,852MW、最大231基の風力タービンで構成され、世界最大規模の洋上風力発電所になる。洋上風力発電所の建設によって影響を受ける可能性があるキティウェイクと呼ばれる鳥類のミツユビカモメに対する生態学的補償措置として沖合に人工営巣構造物(artificial nesting structures)が設置されるという。
使用する風力タービンモデルは不明
風力タービンの基礎となるモノパイルの供給は、Haizea Wind Group。そして、モノパイルの設置については、Cadelerと契約したことを明らかにしている。
今回発表されたのは風力タービン設置についてですが、使用する風力タービンのモデルについては明らかにされていない。総発電容量2,852MWを最大設置基数の231基で割るとおよそ12.35MW。
Havframが中国で建造している3,250トン吊りSEP起重機船は、20MW以上の風力タービン設置を想定して設計されており、問題なく施工できると思われる。
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