深田サルベージが起重機船「駿河」による樺崎大橋架設の様子を公開

深田サルベージが起重機船「駿河」による樺崎大橋架設の様子を公開 起重機船、クレーン船
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深田サルベージが起重機船「駿河」による樺崎大橋架設の様子を公開

愛媛県宇和島市の樺崎地区と大浦地区を結ぶ臨港道路新樺崎1号線として建設が進められている「樺崎大橋かばさきおおはし」で2024年10月に実施した2,200トン吊り起重機船「駿河」による主桁架設作業の様子を深田サルベージ建設がYouTubeで公開しました。

愛媛県南予地方局が建設を進めている「樺崎大橋」は、橋長216mの鋼2径間連続鋼床版箱桁橋で樺崎側と大浦側の橋台と須賀川河口に位置する橋の中央部分には鋼管矢板井筒基礎の橋脚1基の下部工という構造。

愛媛県公式ホームページでは、大浦地区と樺崎地区の陸上輸送の連携強化、災害時の輸送円滑化及びリダンダンシーの確保、既存道路の安全性向上等を目的に、臨港道路新樺崎1号線(樺崎大橋)の整備に取り組んでいると説明されています。

「樺崎大橋」は、2025年度末の完成予定

リダンダンシーとは?

リダンダンシー(redundancy)とは「冗長性」、「余剰」を意味する英語であり、国土計画上では、自然災害等による障害発生時に、一部の区間の途絶や一部施設の破壊が全体の機能不全につながらないように、予め交通ネットワークやライフライン施設を多重化したり、予備の手段が用意されている様な性質を示す

出典:国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/yougo/j-r.html)

2分割で主桁架設作業を実施

主桁は架設場所から北西に直線距離で約250mの位置にある岸壁までブロック毎に分割した状態で台船輸送した後、地組作業を実施。2分割の状態で大組みした主桁は2回に分けて架設作業がおこなわれました。

2024年10月19日におこなわれた1回目の架設作業では大浦側の主桁架設を実施。そして、10月22日に樺崎側の架設作業を実施。2回の架設作業では前日に主桁の浜出しがおこなわれ、架設日は早朝から架設位置への起重機船シフト作業をおこなっていました。

架設日架設位置
2024年10月19日主桁(大浦側)
2024年10月22日主桁(樺崎側)

2,200トン吊り起重機船「駿河」

船名Vessel name 駿河
吊上げ能力Lifting capacity 2,200トン
長さlength 90m
width41m
深さdepth 7m
建造年Year of construction 1991年
所有会社Owner company深田サルベージ
建設株式会社
起重機船「駿河」
出典:FUKADA SALVAGE & MARINE WORKS
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【動画】樺崎大橋架設工事 ショートムービー

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