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オランダで内陸貨物船同士の正面衝突事故

オランダで内陸貨物船同士の正面衝突事故 事件・事故
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オランダで内陸貨物船同士の正面衝突事故

2023年11月29日早朝、オランダのウィレムスタットにあるフォルケラーク閘門北側で内陸貨物船2隻の衝突事故が発生。衝突したのは、全長80mの内陸貨物船「NOVA」と全長135mの内陸コンテナ船「EUROPA」。

閘門付近を撮影する定点カメラによって衝突の瞬間が記録されており、ほぼ正面衝突のような状況で衝突。衝突直前に貨物船「NOVA」の煙突からは黒煙が上がり、必死に減速・衝突回避を試みているように見えますが、時すでに遅し。衝突した後、貨物船「NOVA」の左舷側をコンテナ船「EUROPA」の船首がこすり上げるように滑っていき、めくれ上がったハッチカバーによって貨物船「NOVA」船尾の船橋部分が破損。

貨物船「NOVA」の船長は船橋で操船していましたが、間一髪のところで海に飛び込んで無事だったという。しかし、船には船長以外にも妻と幼い子供が乗船しており、船橋下側の居住部分に残されていた。報道されている情報によると、船長と同乗していた家族の全員が無傷で助かったそうです。

船名NOVA
長さ80m
9m
船籍オランダ
建造年1971年
内陸貨物船「NOVA」
出典:FleetMon | brander
船名EUROPA
コンテナ積載容量421TEU
長さ135m
15m
船籍オランダ
建造年2008年
内陸コンテナ船「EUROPA」
出典:FleetMon | brander
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貨物船「NOVA」は衝突により大きく損傷

衝突した内陸コンテナ船「EUROPA」は損傷がほとんど無く、事故に関する一連の手続きが終わった後に解放されて航行に復帰。一方で、「EUROPA」に比べて船体寸法がおよそ半分程度の貨物船「NOVA」は大きく損傷。ハッチカバーがめくれ上がり、積んでいた貨物のトウモロコシがむき出しになっています。船橋部分も大きく損傷により傾いているため、ロッテルダムのスヒーダムへ曳航し貨物を下ろした後に造船所で破損状況の確認と復旧作業がおこなわれる予定だという。

事故の原因については調査中なので現段階では特定できませんが、状況的に閘門から出てきた内陸コンテナ船「EUROPA」の針路を貨物船「NOVA」が塞いでいたように見えます。どのようなルールで運航されているのか分かりませんが、閘門付近の航路は狭くなっているので基本的に出船優先と考えると貨物船「NOVA」の過失割合が高いように思えます。しかしながら、事故が起きたのは閘門付近という場所であるため閘門を運航するオペレーターの誘導ミスや情報伝達の行き違いということも考えられます。

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衝突の瞬間を映した定点カメラの映像

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