商船三井が台湾の渢妙洋上風力発電所へ出資参画、総投資額約250億円

商船三井が台湾の渢妙洋上風力発電所へ出資参画、総投資額約250億円 洋上風力発電
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商船三井が台湾の渢妙洋上風力発電所へ出資参画、総投資額約250億円

出典:Mitsui O.S.K.Lines

2025年5月9日、商船三井はデンマークの再生エネルギー系ファンドであるCopenhagen Infrastructure Partners(CIP)からCI Fengmiaoの10%株式を取得することで合意したと発表。CI Fengmiaoは、CIPが台湾で事業開発を進める渢妙洋上風力発電所(Fengmiao offshore wind farm)を管理運営するFeng Miao Wind Powerの100%出資者。台湾洋上風力発電事業への出資参画は、建設段階から洋上風力発電事業へ参画し知見を得ることを目的としているという。

商船三井のプレスリリースによると、「渢妙洋上風力発電所」は台湾の台中沖35kmに位置し、着床式基礎にVestas製15MW風力タービン33基を設置する計画。総発電容量は台湾の約65万世帯分の使用電力に相当する495MW。2025年3月の最終投資決定と同時に建設工事を開始しており、2027年末の完工を予定。発電される電力は、締結済の売電契約を通じてGoogleや台湾の大手半導体ファウンドリであるUnited Microelectronics Corporation等民間企業6社へ供給されるという。

事業参画に伴う商船三井の総投資額は日本円換算で約250億円となる見込み。

CIPの共同経営者兼アジア太平洋地域責任者であるThomas Wibe Poulsen氏は、「商船三井をFengmiaoの共同投資家として迎えることができ、大変嬉しく思います。共に最高水準のプロジェクトを商業運転に導けると確信している。この取引は、CIPが開発段階で創出した価値と、台湾におけるCIPの強力な洋上風力発電の実績を高く評価するものです」と述べている。

Googleと電力購入契約を締結

出典:Copenhagen Infrastructure Partners

2025年4月22日、GoogleはFengmiao I offshore wind project(渢妙1洋上風力発電プロジェクト)から再生可能エネルギーを調達するPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)締結を発表しています。このPPAはGoogleにとって台湾初、広く見るとアジア太平洋地域で初の契約となるそうです。

企業向け電力購入契約(CPPA)とは?

企業向け電力購入契約(CPPA,Corporate Power Purchase Agreement)とは、企業など電力需要家が直接、発電事業者と再生可能エネルギーの電力を長期に(通常10~25年)購入する契約。企業が再生可能エネルギー由来の電力を調達する手段。

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