重量1,700トン、洋上変電所ジャケット基礎輸送準備完了
2024年5月15日、Ocean Windsはフランス西部のビスケー湾に建設予定の「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」で設置する洋上変電所のジャケット基礎が完成し、引き渡しがおこなわれたことを発表しました。
ジャケット基礎はスペインのカディスにあるNAVANTIAのPuerto Real shipyardで建造。高さ約64m、重量は1,700トン。輸送台船への積み込みは完了し、輸送準備は整っているという。Puerto Real shipyardでは、引き続き同じコンソーシアムが開発を進めるフランスの洋上風力発電所「Dieppe Le Tréport」向けの洋上変電所ジャケット製造を開始しています。
「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」は、フランス西部にあるユー島から11.7km沖合のビスケー湾にSiemens Gamesaの8MW風力タービン「SG 8.0-167 DD」62基を設置する計画、総発電容量は496MW。Ocean Winds、住友商事などを含むコンソーシアムのEMYN(Éoliennes en Mer des Îles d’Yeu et de Noirmoutier)によって開発がおこなわれています。
「Pioneering Spirit」による設置作業
「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」で洋上変電所のジャケット及びトップサイドを設置するのはAllseasが所有する「Pioneering Spirit」。
「Saint-Nazaire」で洋上変電所を設置した時と同様に5,000トン吊りクレーンを使用して施工する予定。
トップサイドは、フランスのアトランティーク造船所で建造されています。
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