SEP船「Seaway Ventus」にHuisman製の機材を納入
Huisman to equip Seaway7 jack-up vessel Seaway Ventus with monopile installation spread
(Huisman、Seaway7 ジャッキアップ船 Seaway Ventus にモノパイル設置の広がりを装備)
https://www.huismanequipment.com/en/media_centre/press_releases/163-197_Huisman-to-equip-Seaway7-jack-up-vessel-Seaway-Ventus-with-monopile-installation-spread
2023年8月2日、Huismanは中国で建造している2,500トン吊りSEP起重機船「Seaway Ventus」に搭載するモノパイル設置関連機材について、Seaway7から納入契約を獲得したことを発表しました。納入するモノパイル設置機材は、パイルグリッパー、建て起こし用フレーム、2セットのモノパイル保管クレードル。
納品予定は2024年第4四半期。搭載する機器の製造はオランダのスヒーダムにあるHuismanの生産設備でおこなわれ、設置もスヒーダムでおこなうという。SEP船「Seaway Ventus」の完成予定は2023年第2四半期ですが、まだ完成・引き渡しのアナウンスは無い。
SEP船「Seaway Ventus」完成後は、ドイツの沖合で建設が進められている「Gode Wind 3」と「Borkum Riffgrund 3」で Siemens Gamesa の11MW風力タービン「SG 11.0-200 DD」設置作業に従事する予定なので、とりあえずモノパイル設置機材が無くても困らない。時期的に完成後、中国からヨーロッパへ回航して、「Gode Wind 3」と「Borkum Riffgrund 3」での風力タービン設置をこなしながら、作業の合間でオランダのスヒーダムへ行きパイルグリッパーなどの機器を搭載するものと思われる。
「Gode Wind 3」、「Borkum Riffgrund 3」で風力タービン基礎のモノパイル設置をおこなうのは、5,000トン吊りクレーンを搭載した Jan De Nul の「Les Alizés」の予定。
「Gode Wind 3」、「Borkum Riffgrund 3」の概要
デンマークのØrstedによって開発が進められているドイツの着床式洋上風力発電所「Gode Wind 3」と「Borkum Riffgrund 3」。ともに2023年夏の着工が予定されており、風力タービンはSiemens Gamesaの出力11MW「SG 11.0-200 DD」を合わせて106基設置する。運転開始の予定は規模の小さい「Gode Wind 3」(242MW)が2024年、「Borkum Riffgrund 3」(900MW)が2025年となっている。
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