世界最大のケーブル敷設船「William Thomson」進水

世界最大のケーブル敷設船「William Thomson」進水 洋上風力発電
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世界最大のケーブル敷設船「William Thomson」進水

2026年4月7日、Jan De Nulは中国の招商局重工(CMHI)海門基地(Haimen shipyard)で建造しているケーブル敷設船「William Thomson」の進水を発表しました。

ケーブル敷設船「William Thomson」の船体寸法は長さ215m、幅40m。ケーブルカルーセルは甲板上に容量11,000トン 2台と甲板下に容量7,500トン 1台、合計3つのケーブルカルーセルに加えて光ファイバー用の大きなホールドが装備されており、最大4本のケーブルを同時に敷設可能。ケーブル最大積載容量は28,000トン。船尾にはシュートとケーブル敷設ホイールが搭載され、最大150トンのケーブル張力を処理するテンショナーと組み合わせることで、シュート使用時は水深が浅い海域のケーブル敷設が可能、そしてケーブル敷設ホイールを使用すると水深が深い海域での設置が効率的になり、最大で水深4,000mという深海にケーブル敷設ができる設計になっている。

ケーブル積載能力が高いことで、より長いケーブルを一本のケーブルとして船上に積み込むことができるため、海底ケーブルの接続箇所を最小限に抑えながら長距離の敷設が可能になる。既存のケーブル敷設船と比較して、ケーブルの積み込みのための往復回数を減らすことができることから、コスト削減、環境負荷の最小化、ケーブル品質の向上を実現。驚くべきことに、船体および搭載技術はJan De Nulの社内専門家によって設計されており、完全自社設計だという。

ケーブル敷設船「William Thomson」は、2027年前半に運用開始が予定されている。

Jan De Nulは大型ケーブル敷設船2隻を建造中

ケーブル敷設船「William Thomson」と「Fleeming Jenkin」
出典:Jan De Nul

Jan De Nulは現在、中国の招商局重工(CMHI)海門基地(Haimen shipyard)で2隻の大型ケーブル敷設船を建造している。

このたび進水したケーブル敷設船「William Thomson」は2隻目にあたり、1隻目は「Fleeming Jenkin」。2隻は同型の姉妹船で、1隻目の「Fleeming Jenkin」は2025年10月に進水しており、2026年第4四半期に引き渡し予定。

ケーブル敷設船「William Thomson」

ケーブル敷設船「William Thomson」(後ろに映っているのは「Fleeming Jenkin」)
出典:Jan De Nul
船名William Thomson
ケーブル積載容量28,000トン
長さ215m
40m
ケーブル積載設備甲板上カルーセル:11,000トン×2
甲板下カルーセル:7,500トン×1
光ファイバータンク:600トン×2
スラスター船尾:アジマス 2,600kW×4基
船首:バウ 2,100kW×3基
船首:格納式 2,600kW×2基
速力13.5ノット
宿泊設備120人
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