中国で建造されている3,000トン吊りのクレーンを搭載したSEP起重機船「Voltaire」の完成が近づいている。完成すると世界最大となる。
世界最大のSEP起重機船「Voltaire」

出典:Jan De Nul Group
中国の江蘇省 南通市にあるCOSCO Shipping(中国遠洋海運集団有限公司)で建造中の3,000トン吊りSEP起重機船「Voltaire」。2022年7月末から完成に向けた最終段階のSEA TRIAL(海上公試)が行われている。
SEA TRIAL(海上公試)では、船体設備の各種性能試験が行われているようです。その中で、レグを使用した船体のジャッキアップテストが行われている場所は、建造場所の江蘇省 南通市から北へ640km離れた 山東省 威海市 環翠区。

所有会社のJan De Nulはベルギーの企業で、建造中の3,000トン吊りを含む2隻のSEP起重機船、大型のクレーン船、ケーブル設置船や多数の浚渫船を保有している。
Jan De Nulは、SEP起重機船「Voltaire」とは別に、同じ中国の江蘇省 南通市にあるCMHI Haimen shipyardで5,000トン吊り自航式クレーン船「Les Alizés」も建造しており、こちらの完成予定も2022年後半なので間もなく完成する。
Jan De NulのSNS
SEP起重機船「Voltaire」の現在地
AISの船名は「Voltaire」ではなく「ZHONGYUANHAIYUN966」という名前になっています。
「Voltaire」の現在地は、ジャッキアップテストが行われている 山東省 威海市 環翠区。

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