タワー型観測プラットフォーム「同済・海一号」
首座入级CCS的海上导管架式固定平台“同济·海一号”完成陆地建造
(CCS初の海上ジャケット型固定プラットフォーム「同済海1号」陸上工事完了)
https://www.ccs.org.cn/ccswz/articleDetail?id=202309180963251611&columnId=201900002000000096
2023年9月12日、山東省青島市の製作ヤードでタワー型観測プラットフォーム「同済・海一号」(tongji hai yi hao)の基礎ジャケットが完成。タワー型観測プラットフォームは、基礎ジャケットの他に中央モジュール、観測タワーで構成され、設置時の全体高さは165m、タワー頂部の水面上高さは103mにもなるという。
プラットフォームは、2023年末に試験運用を開始する予定。海洋気候変化の研究や海洋災害の予測による早期警報などの目的で使用されるとのことですが、ちょっと不気味な感じ。
重量物運搬船「重任121」によるジャケット運搬
ジャケット完成後に積み込みしている運搬船は「重任121」(ZHONG REN 121)。AIS情報を確認すると、山東省青島市を出港した後、南下して浙江省舟山市沖へ。そして、「重任121」が向かった先に待っていたのは、海洋石油工程股份有限公司(CNOOC)の7,500トン吊りクレーン船「蓝鲸」(Lan Jing)。なので、ジャケットと4隅の基礎杭4本の設置作業は「蓝鲸」で実施するものと思われる。
船名 | 蓝鲸 (Lan Jing) |
クレーン能力 | 7,500トン |
長さ | 241m |
幅 | 50m |
深さ | 20.4m |
建造年 | 1990年 |
ジャケット運搬船として使用されている「重任121」は、スリランカのコロンボ港沖合で沈没したコンテナ船「X-Press Pearl」を引き揚げる作業に加わっていました。中国に帰ってきているという事は残っていた「X-Press Pearl」の船首部分引き揚げが完了したということなのかも。
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