☑【Googleニュース】でも最新記事をチェック出来るよ!

タワー型観測プラットフォーム「同済・海一号」

タワー型観測プラットフォーム「同済・海一号」 宇宙、自然、歴史
スポンサーリンク

タワー型観測プラットフォーム「同済・海一号」

中国船級社(CCS)の掲載記事【2023年9月18日掲載】

首座入级CCS的海上导管架式固定平台“同济·海一号”完成陆地建造

(CCS初の海上ジャケット型固定プラットフォーム「同済海1号」陸上工事完了)

https://www.ccs.org.cn/ccswz/articleDetail?id=202309180963251611&columnId=201900002000000096

2023年9月12日、山東省青島市の製作ヤードでタワー型観測プラットフォーム「同済・海一号」(tongji hai yi hao)の基礎ジャケットが完成。タワー型観測プラットフォームは、基礎ジャケットの他に中央モジュール、観測タワーで構成され、設置時の全体高さは165m、タワー頂部の水面上高さは103mにもなるという。

プラットフォームは、2023年末に試験運用を開始する予定。海洋気候変化の研究や海洋災害の予測による早期警報などの目的で使用されるとのことですが、ちょっと不気味な感じ。

観測タワー
出典:China Classification Society
中央モジュール
出典:Sohu(搜狐)
スポンサーリンク

重量物運搬船「重任121」によるジャケット運搬

タワー型観測プラットフォーム「同済・海一号」
重量物運搬船「重任121」へジャケット積込
出典:China Classification Society
重量物運搬船「重任121」のAIS情報

ジャケット完成後に積み込みしている運搬船は「重任121」(ZHONG REN 121)。AIS情報を確認すると、山東省青島市を出港した後、南下して浙江省舟山市沖へ。そして、「重任121」が向かった先に待っていたのは、海洋石油工程股份有限公司(CNOOC)の7,500トン吊りクレーン船「蓝鲸」(Lan Jing)。なので、ジャケットと4隅の基礎杭4本の設置作業は「蓝鲸」で実施するものと思われる。

AIS情報
船名蓝鲸
(Lan Jing)
クレーン能力7,500トン
長さ241m
50m
深さ20.4m
建造年1990年
7,500トン吊りクレーン船「蓝鲸」
出典:海洋石油工程股份有限公司

ジャケット運搬船として使用されている「重任121」は、スリランカのコロンボ港沖合で沈没したコンテナ船「X-Press Pearl」を引き揚げる作業に加わっていました。中国に帰ってきているという事は残っていた「X-Press Pearl」の船首部分引き揚げが完了したということなのかも。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

スポンサーリンク
SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
風力タービン設置の専用船ともいうべきSEP起重機船も数多く建造され、大型化する洋上風車に対応するべく既存船アップグレードがおこなわれている。
世界のSEP起重機船56隻のランキングに加えて新造船22隻の建造情報を一覧で紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました