☑【Googleニュース】でも最新記事をチェック出来るよ!

重量物運搬船「大和」による4,000トンのモジュール運搬

重量物運搬船「大和」による4,000トンモジュール運搬 船舶
スポンサーリンク

重量物運搬船「大和」による4,000トンのモジュール運搬

マレーシアに本社を置くWasco Berhadは、インドネシアの製造ヤードで重量4,000トンのFPSO E-Houseモジュール出荷が完了したことを発表しました。

モジュールを輸送するのは日本郵船(NYK)傘下のNYKバルク・プロジェクトが運航する重量物運搬船「大和」。全長162m、幅38m、総トン数14,538トン、載貨重量トン数(Deadweight)19,812トン。モジュールなどの貨物を積み込む甲板スペースは、130m×38m。

積み込み作業がおこなわれたインドネシアのバタム島にあるWascoの製造ヤードでは、最大重量10,000トンのモジュール製造が可能となっており、積み出し作業をおこなう岸壁は喫水10mまでの大型船舶に対応しているそうです。

今回のモジュール製造・出荷には関係ありませんが、約4km北に五洋建設、鹿島建設、寄神建設の3社による共同出資会社「PKYマリン株式会社」の1,600トン吊りSEP起重機船「CP-16001」が建造されたPaxOcean Graha造船所があります。

モジュールは韓国へ輸送

モジュール出荷に関する情報が掲載されていたWascoのLinkedIn投稿には輸送先の情報は明記されていませんでしたが、重量物運搬船「大和」のAIS情報によると韓国のHanwha Oceanへ運ばれたようです。

重量物運搬船「大和」は、2024年2月25日にインドネシアのバタム島を出港。約4,700km(約2,540海里)を航行し、3月7日に韓国の慶尚南道巨済市にあるHanwha Oceanへ到着。平均速力は約10ノット。

重量物運搬船「大和」(YMAMATO)

NYKバルク・プロジェクトが運航する重量物運搬船「大和」は三菱重工 長崎造船所で建造され、2010年11月に竣工。同じ場所で建造され、2010年4月に竣工した「邪馬台」(YAMATAI)と姉妹船。日本海事協会(ClassNK)で船級登録されており、記載されている船の用途はMODULE CARRIER(モジュール運搬船)。

船名大和
総トン数14,538トン
載貨重量トン19,812トン
長さ162m
38m
深さ9m
速力13.25ノット
船籍パナマ
建造場所三菱重工
長崎造船所
建造年2010年11月
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

スポンサーリンク
SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
風力タービン設置の専用船ともいうべきSEP起重機船も数多く建造され、大型化する洋上風車に対応するべく既存船アップグレードがおこなわれている。
世界のSEP起重機船56隻のランキングに加えて新造船22隻の建造情報を一覧で紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました