Vestasが秋田沖の洋上風力で15MW風力タービン21基受注
ベスタス、秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖の洋上風力発電事業へ V236-15.0 MW洋上風力発電機21基を受注
出典:https://www.vestas.co.jp/ja-jp/news/2024/20241227_vestas-wins-315-mw-offshore-order-in-japanjp
Vestasは、「秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業」における風力発電設備の供給契約および運転・保守サービス保証契約を締結したことを発表しました。
受注内容は、15MWの風力タービン「V236-15.0MW」21基の供給に加えて資産の最適なパフォーマンスを確保するための長期サービス契約が含まれている。
長期サービス契約の内容について詳細は記載されていませんが、Vestasが提供しているActive Output Management(AOM)と呼ばれる風力発電所向け長期運用管理サービスのラインナップとして「AOM 1000」から「AOM 5000」までの5種類があり、「AOM 5000」が最も充実したサポートプランとなっている。日本国内でVestasの風力タービン「V174-9.5MW」を25基設置する「北九州響灘洋上ウインドファーム」では長期運用管理サービスとして「AOM 5000」を契約。
秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業
「秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業」は、株式会社JERA、電源開発株式会社、伊藤忠商事株式会社、東北電力株式会社の4社で構成する「男鹿・潟上・秋田Offshore Green Energy合同会社」が事業者として秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖で15MWの風力タービン21基、総出力315MWの建設を進めている。
経済産業省及び国土交通省は、海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律「再エネ海域利用法」に基づき、「秋田県八峰町及び能代市沖」、「秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖」、「新潟県村上市及び胎内市沖」、「長崎県西海市江島沖」の計4区域について、洋上風力発電事業を実施する事業者を選定する公募を実施。2023年12月13日に「秋田県八峰町及び能代市沖」を除く3区域について選定事業者を発表。
「男鹿・潟上・秋田Offshore Green Energy合同会社」のウェブサイトに掲載されている情報によると、洋上工事に関するスケジュールは以下の通り。五洋建設が建造を発表した大型自航式ケーブル敷設船と5,000トン吊りの大型基礎施工船は、それぞれ引き渡し時期が2028年2月と3月なので「秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業」の施工には間に合わないようです。
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