大型客船「さるびあ丸」「橘丸」でStarlinkトライアル利用
2023年11月21日、東海汽船株式会社は東京都の協力を得て、東京・竹芝桟橋~伊豆諸島航路に就航している「さるびあ丸」「橘丸」において、でStarlinkを活用した衛星通信サービスのトライアル利用を開始することを発表しました。
スペースX社が運営するStarlinkは、低軌道に展開された複数の小型衛星を使用した高速で低遅延接続が可能な衛星通信サービス。東海汽船の船舶では初めての利用になるそうです。トライアル利用を実施する期間は、「さるびあ丸」が11月27日夜行便から、「橘丸」は12月中旬頃からとなっており、2隻とも来年2024年12月27日までのおよそ1年間という期間で検証がおこなわれる予定。
乗客がStarlinkを利用した上で有効性をアンケート調査
Starlinkの有効性を検証する方法として「さるびあ丸」「橘丸」へ乗船した乗客が船内レストランなどに設置されたアクセスポイントから実際にStarlinkを利用した上でアンケートなどをおこない有効性を確認するという。
これまでにも乗船していて航行中の船内で通信環境に不便を感じていた人はもちろん、Starlinkを利用できる通信環境を乗客に提供すること自体は乗客にデメリットは無いと思われる。経済的に運用が可能であれば導入の方向へ行きそうですが、船内でStarlinkによる通信環境が利用できることと乗船者数の増加は関係性が薄そうな気がします。
大型客船「さるびあ丸」
船名 | さるびあ丸 (SALVIA MARU) |
総トン数 | 6,099トン |
長さ | 118m |
幅 | 17m |
航行速力 | 20ノット |
建造年 | 2020年 |
大型客船「橘丸」
船名 | 橘丸 (TACHIBANA MARU) |
総トン数 | 5,681トン |
長さ | 118m |
幅 | 17m |
航行速力 | 19ノット |
建造年 | 2014年 |
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