3,500トン吊りSEP起重機船「正力3500」メインクレーン組立完了

出典:龙de船人
2026年3月17日、南通振華重型装備製造有限公司が手掛ける3,500トン吊りSEP起重機船「正力3500」(Zheng Li 3500)のメインクレーン主要3部材組立が完了。
メインクレーンの組立作業は6日間にわたって昼夜連続で作業がおこなわれたと報じられています。今後はワイヤーリービング、試運転の工程に入る予定。
3,500トン吊りのクレーンを搭載する「正力3500」は、完成すると世界最大のSEP起重機船となる。
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正力海洋工程有限公司が上海振華重工(ZPMC)とSEP起重機船の建造契約を締結したのは、2023年1月12日。その後、同年8月に建造を開始したものの、進水式がおこなわれたのは1年8か月後の2025年4月。建造契約締結時の完成・引き渡し予定は2024年末だったので、現状既に1年以上も工程が遅延している。建造工程が大きく遅延している理由は不明。ですが、「正力3500」に搭載されるメインクレーンは特殊な仕様となっており、メインクレーン製造が工程遅延に影響している可能性はあるかもしれません。
- 2023年1月建造契約締結
建造契約締結時の完成・引き渡し予定は2024年末
- 8月建造開始
- 2025年4月進水
- 2026年3月メインクレーン組立完了
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メインフックは左右非対称のダブルフック仕様

出典:正力海洋工程有限公司
SEP起重機船「正力3500」の船体寸法は長さ143.8m、幅56.6m、深さ13m。レグ長さは136mで最大作業水深は70m。
SEP起重機船「正力3500」には、右舷船尾側のレグがある位置に最大3,500トン吊りのメインクレーン、右舷船首側のレグ付近に350トン吊りの補助クレーンというクレーン2基が設置される予定。メインクレーン先端にはメインフックと別に1,200トン吊りの補助フックを搭載。甲板上からの揚程は、メインフック160m、補助フック180m。高い揚程により20MW以上の風力タービン設置が可能。
メインクレーンに搭載されているメインフックはダブルフック仕様となっており、正力海工の掲載情報(2024年3月22日掲載)によるとメインフック2基の容量は3,500トンと1,200トン。メインフックのフックブロックが左右非対称というのは、これまでに4,000トン吊りクレーン船「巨杰4000」でも見られました。しかし、「巨杰4000」の場合は、2,800トンと2,500トンでその差は300トン。「正力3500」の3,500トンと1,200トンのように2,000トン以上も差があるのは珍しい仕様。
左右非対称のフックブロックを採用している理由は、長尺で非常に重たいモノパイルなどの基礎杭を自船のクレーンのみで建て起こすため。
| 船名 | 正力3500 |
| クレーン能力 | (メイン) 3,500トン (補助) 350トン |
| 揚程 (メインクレーン) | メインフック:160m 補助フック:180m |
| 長さ | 143.8m |
| 幅 | 56.6m |
| 深さ | 13m |
| レグ長さ | 136m |
| 最大作業水深 | 70m |
| 定員 | 150人 |
| アジマススラスター | (船尾)3,500kW×3 |
| バウスラスター | (船首)3,000kW×2 |
| 格納式スラスター | (船首)3,000kW×1 |
| DPS | DP2 |
| 航行速力 | 8ノット |

















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