神鋼鋼線工業が高耐食型SPWCの製造法と型式で日本海事協会の承認取得

神鋼鋼線工業が高耐食型SPWCの製造法と型式で日本海事協会の承認取得 国内ニュース
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神鋼鋼線工業が高耐食型SPWCの製造法と型式で日本海事協会の承認取得

出典:NIPPON KAIJI KYOKAI (ClassNK)

2026年3月30日、神鋼鋼線工業株式会社(本社:兵庫県尼崎市)は一般財団法人日本海事協会(ClassNK)からセミパラレルワイヤケーブル(SPWC)の高耐食型について浮体式洋上風力発電設備の浮体構造物用係留索として製造法承認および型式承認を取得したと発表。

2026年3月12日に製造法承認および型式承認を取得し、同年3月25日に東京都内の日本海事協会本部において手交式がおこなわれた。

2025年2月に高耐食型SPWCの設計承認を取得

神鋼鋼線工業のプレスリリースによると、高耐食型SPWCは浮体式洋上風力発電設備の浮体構造物の係留索として鋼製チェーンや繊維ロープとは異なる物性を有し、かつ係留方式も限定しない新たな選択肢として、2025年2月に設計承認を取得した製品。

設計承認の取得後、神鋼鋼線工業は高耐食型SPWCの製品認知活動を進めるとともに、実際に製品を提供できる環境を整えるため製造法承認の取得に向けた取組を進めてきたという。今回取得した製造法承認は、設計承認と同様、技術開発やガイドライン整備が進行中である浮体式洋上風力発電設備向け艤装品のために設けられた段階的な承認システムの一環であり、設計承認品に対して製造プロセスおよび品質管理体制が認められたことを証明するもの。さらに、この製造法承認の取得により、先に取得した設計承認と併せて型式承認も同時に取得。

高耐食型SPWCに対する承認は、日本海事協会初の事例。

これら承認の取得は、高耐食型 SPWC が日本海事協会殿の要求する品質レベルの製品を提供で
きることを示すものであるとともに、保証荷重等の製品仕様が各サイトの環境条件に適合する場合には、
個別案件ごとの係留索に関する審査負荷の低減が期待されます。また、ご使用にあたっては、日本海事
協会殿の承認を取得した製品として、製造および品質管理体制に関する説明・確認の負担軽減への
寄与も期待されます。

これら承認の取得は、高耐食型 SPWC が日本海事協会殿の要求する品質レベルの製品を提供できることを示すものであるとともに、保証荷重等の製品仕様が各サイトの環境条件に適合する場合には、個別案件ごとの係留索に関する審査負荷の低減が期待されるという。

セミパラレルワイヤケーブル Semi-Parallel Wire Cable

出典:NIPPON KAIJI KYOKAI (ClassNK)

神鋼鋼線工業のセミパラレルワイヤケーブルSPWCは、直径7mmの亜鉛めっき鋼線を束ねてポリエチレンで被覆したケーブル。高疲労強度と優れた防食性能を有する。世界的な斜張橋や吊橋をはじめ、ニールセン橋、アーチ橋、大型建築物等の構造用ケーブルとして多数の実績があるという。

高耐食型SPWCは、亜鉛めっき鋼線束の外周に流電陽極として機能する亜鉛線を装備させることで、供用期間中の不測の事態により被覆材(ポリエチレン)に損傷が生じて海水が浸入し、鋼線束が海水に晒されても亜鉛線による電気防食作用により鋼線を腐食から防御する機能を有する。浮漁礁やGPS波浪計の一本係留ケーブルとして数多くの実績があり、実際に10年以上海中で供用したケーブルの回収調査においても異常は認められておらず、優れた耐食性が確認されているそうです。

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