一般社団法人日本風力発電協会(JWPA,Japan Wind Power Association)が2022年末時点における国内の風力発電累積導入量(速報ベース)を集計し公表した。2022年末時点の洋上風力発電導入量は、135.6MW。
日本の洋上風力発電導入量 2022年末時点で135.6MW
2022年国内の現状
集計年 | 設置 | 累計導入量 |
---|---|---|
2021年末 | ― | 51.6MW |
2022年末 | 84MW(20基) | 135.6MW |
目標年 | 目標導入量 | 目標達成割合 | 目標まで残り導入量 |
---|---|---|---|
2030年 | 10GW | 1.4% | 9.86GW |
2040年 | 30GW~45GW | 0.45%~0.30% | 29.86GW~44.86GW |
日本風力発電協会(JWPA)は、2022年末時点における国内の風力発電累積導入量(速報ベース)を集計し公表。2022年末時点の陸上・洋上を合わせた風力発電累積導入量は、4,795MW、2,622基。2021年末時点と比べて214MW、4.7%の増加。
リンク先:日本風力発電協会(JWPA)
洋上風力だけを見てみると、2022年末時点の累積導入量は135.6MW。前年末の導入量51.6MWと比べると84MWの増加。まだまだこれから発展していく段階なので、国内の風力発電全体から見れば2.8%しかなく、圧倒的に陸上風力発電に比べて規模は小さい。
ですが、国内初となる商用規模の「能代港洋上風力発電所」が運転を開始。2022年に設置・運転開始されたのは「能代港洋上風力発電所」の4.2MW風車20基のみですが、日本の洋上風力発電産業にとっては大きな一歩。同時に設置された「秋田港洋上風力発電所」の4.2MW風車13基についても、間もなく運転が開始される見込み。
2023年に運転開始が予定されている洋上風力発電設備は3カ所。175.6MW。
この他には、すでに海上工事が始まっている浮体式としては国内初の商用規模となる「五島市沖洋上風力発電事業」(16.8MW=2.1MW×8基)は、2024年1月運転開始予定。
2023年3月までに着工予定の「北九州響灘洋上ウインドファーム」(240MW=9.6MW×25基、接続容量220MW)は、2025年度運転開始予定。
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