明陽智能が韓国の洋上風力発電市場に400億円を超える投資
Mingyang Smart Energy Expands Global Business through Cooperation with Unison
(明陽スマートエナジー、ユニゾンとの協業でグローバル事業を拡大)
http://www.myse.com.cn/en/jtxw/info.aspx?itemid=999
中国のタービンメーカー明陽智能(MingYang Smart Energy)は、風力タービンメーカーであり風力発電プロジェクトの開発も行う韓国のUnisonと協力協定を締結したと発表した。この協力協定には韓国および世界における事業推進のため明陽智能からの4,000億韓国ウォン、日本円に換算すると約410億円(1韓国ウォン=0.1027円として換算)の投資が含まれているという。
今回の協力協定は2022年に両社が署名した覚書の具体的な実施計画となり、明陽智能の投資よりナセル組立工場、ブレード製造工場、陸上および洋上風力発電所の開発が行われる予定。
調印式に立ち会った明陽智能の Zhang Chuanwei チェアマン兼CEOは、両社の包括的な協力の新たな段階の始まりであり、交流を深め、互いの強みを活用し、革新的な協力モデルを模索し、韓国市場と世界市場の両方でブレークスルーを達成できる、相互に利益をもたらすWin-Winのパートナーシップを構想していると述べている。
Unisonの Park Won-Seo CEOは、今回の合意を通じてUnisonは明陽智能の優れたサプライチェーン、洋上設備、設置能力を活用し、韓国の洋上風力発電市場の主導的プレーヤーになることが期待されるとした上で、韓国の風力タービン部品企業との技術協力を強化し、この協力に基づいて東アジア地域全体にまたがる洋上風力発電の生産拠点として発展していくと述べている。
将来的には日本へ出荷の可能性も
日本の富山県下新川郡入善町で建設が進められている「⼊善洋上⾵⼒発電所」で設置されている風力タービンは明陽智能が製造した出力3MWの「MySE 3.0-135」。今後、韓国に明陽智能の風力タービン生産拠点が出来た場合、地理的に考えて日本に近いのは中国よりも韓国。そこで製造されたタービン資材が日本に入ってくる可能性は高いのかも。韓国製で中国の風力タービン。。。
よく読まれている記事