CadelerのSEP起重機船「Wind Ace」進水

CadelerのSEP起重機船「Wind Ace」進水

2025年12月、中国のCOSCO ShippingでCadeler向けに建造しているSEP起重機船「Wind Ace」（建造番号：N1131）の進水がおこなわれました。

SEP起重機船「Wind Ace」は、2024年7月に鉄鋼切断式（First Steel Cutting Ceremony）がおこなわれ建造を開始。その後、2025年9月に起工式（Keel Laying Ceremony）をおこない、ドック内での建造を開始。わずか4カ月で船体部分を建造して進水。Cadelerの発表情報によると、建造作業には1,000人を超える作業員が携わっており、プロジェクトの安全作業時間は290万時間を超えているという。

進水後、建造工程は上部レグやメインクレーンの設置、そして海上公試（SEA TRIAL）へと進められる予定。完成・引き渡しは、2026年第3四半期の予定。

SEP起重機船「Wind Ace」は、CadelerのA-classとして2隻目にあたる。A-class1隻目の「Wind Ally」は、2025年9月に引き渡しがおこなわれており、A-class3隻目の「Wind Apex」は2025年7月に建造が開始されています。

CadelerのSEP船 建造状況

P-calssの2隻およびA-classの3隻は、中国のCOSCO SHIPPING HEAVY INDUSTRYで建造。M-classの2隻は、韓国のHanwha Ocean（旧 大宇造船海洋：DSME）で建造。