重量37,000トン、高さ338.5m「海基2号」ジャケット進水

重量37,000トン、高さ338.5m「海基2号」ジャケット進水 石油プラットフォーム
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重量37,000トン、高さ338.5m「海基2号」ジャケット進水

2024年3月25日、中国の香港から南東へ約220km、水深約325mの海域で石油・ガスプラットフォーム「海基2号」のジャケット進水作業がおこなわれました。

中国海洋石油(CNOOC)が広東省珠海市金湾区のヤードで建造した「海基2号」のジャケットは高さ338.5m、重量は37,000トン。これまでアジア最大とされていた「海基1号」のジャケットは高さ302m、重量30,000トンだったので、高さ36m、重量7,000トン増加。

「海基2号」のジャケット設置作業は、設置をおこなう海域の水深、ジャケット高さと重量など多くの項目でアジア最大記録を更新することになるという。

名称海基2号
ジャケット高さ338.5m
ジャケット重量 37,000トン 
設置場所の水深325m
プラットフォーム全高428m
プラットフォーム全体重量50,000トン
「海基2号」のジャケット
出典:海洋石油工程股份有限公司

設置作業には3日間を予定

報道されている情報によると設置プロセスは3日間に渡っておこなわれる予定。設置海域での準備作業は3月24日から開始されており25日の進水後、クレーン船による建て起こし・据付という作業の流れ。

「海基2号」のジャケットを輸送した全長234.7mの台船「海洋石油229」は、AISで位置情報を確認することが可能で、付近には進水後の据付作業をおこなう7,500トン吊りクレーン船「LAN JING 7500」(蓝鲸7500)がいました。海基1号のジャケット(重量30,000トン)についても進水後の設置作業は「LAN JING 7500」でおこなっているので同じ流れ。

所定の海底位置にジャケットを据え付けた後、最終的には4隅に各4本で計16本の基礎杭を打設してジャケットを固定。基礎杭は直径2.7m、長さ170m、重量約780トン/本。

船名LAN JING 7500
総トン数64,110トン
クレーン能力7,500トン
長さ239.2m
50m
深さ20.4m
船籍中国
建造場所名村造船所(日本)
建造年1990年9月
7,500トン吊りクレーン船「LAN JING 7500」
出典:海洋石油工程股份有限公司
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【動画】「海基2号」ジャケット進水

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