DPSを搭載した養殖プラットフォーム「湛江湾1号」進水

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DPSを搭載した養殖プラットフォーム「湛江湾1号」進水

2025年3月28日、DPSを搭載した養殖プラットフォーム「湛江湾1号」(Zhan Jiang Wan Yi Hao)が進水しました。

養殖プラットフォーム「湛江湾1号」は長さ154m、幅44m、深さ24.25mで養殖水域は8万m3。船尾にアジマススラスター2基、船首にトンネルスラスター2基が装備されており、自航式でDP-1のDPS(Dynamic Positioning System:自動船位保持装置)を搭載。水深1,000mの海域でも自律航行やDPSによる定点養殖が可能で、台風時には自力で航行して被害を回避することができるという。

船体は半潜水式になっており、養殖時の最大喫水は20m。8万m3の養殖水域で年間2,000トンの漁業養殖が可能となっており、中国において深海養殖産業の大規模発展に重要な実践的プラットフォームを提供すると紹介されています。

湛江湾実験室による独自開発

湛江市人民政府が発表した情報によると、養殖プラットフォーム「湛江湾一号」は湛江湾実験室(Zhanjiang Bay Laboratory)が独自開発したという。湛江湾実験室は、広東省の党委員会と省政府によって2018年11月に設立され、国の主要政策を支援するためにイノベーション主導の海洋電力開発戦略を実施することを目的として立ち上げられた機関。

これまでに、6.2MW浮体式風力タービン「扶揺号」のプロジェクト参画や12万m3の巡航養殖船に関するAIP取得などの実績があり、2023年12月には開発を手掛けた直径74m、高さ79m、養殖水域8万m3の養殖プラットフォーム「海塔一号」の建造が開始しています。

「湛江湾1号」にそっくりな「湾区伶仃」

養殖プラットフォーム「湛江湾1号」の進水と時期を同じくして広東省江門市で命名式がおこなわれた「湾区伶仃」(Wan Qu Ling Ding)。

船体上部の構造や船体のカラーリングに違いがみられますが、全体の外観はそっくり。船体寸法もほぼ同じで「湾区伶仃」の長さは155.8m、幅44m、深さ24.25m。養殖水域は8万m3で同一。

船名湛江湾1号湾区伶仃
長さ154m155.8m
44m44m
深さ24.25m24.25m
養殖水域80,000m380,000m3

湛江湾研究所のウェブサイトでは”全海域漂浮式动力定位养殖平台”(全海浮体式動的配置養殖プラットフォーム)の事例として「湛江湾1号」とともに紹介されている「珠海九洲1号」の船名が「湾区伶仃」になったものと思われます。

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