2,500トン吊りSEP船「海峰1001」メインクレーン搭載
上海振华重工(ZPMC)が中交第三航務工程局有限公司(CCCC Third Harbour Engineering)向けに建造している2,500トン吊りSEP起重機船「海峰1001」(HAI FENG 1001)のメインクレーン設置作業がおこなわれました。
SEP起重機船「海峰1001」に搭載されたのは、最大吊り上げ重量2,500トンのLEC(Leg Encircling Crane)と380トン吊りの補助クレーン。固定式起重機船で設置作業が行われた2,500トン吊りのメインクレーンは、上海振華重工(ZPMC)傘下の南通振華重型装備制造有限公司が設計・開発した新型のクレーンを採用しているという。大きな吊り上げ能力と高い揚程を実現した上で、最軽量という性能を兼ね備えている。
船体寸法は、長さ133.8m、幅50m、深さ11m。レグ長さは不明ですが、最大作業水深は70m。甲板上のスペースには出力15MWの風力タービン2セット分を積み込みすることが出来る。もちろん自航式のSEP船。
船名 | 海峰1001 |
クレーン能力 | 2,500トン(メイン) 380トン(補助) |
長さ | 133.8m |
幅 | 50m |
深さ | 11m |
プロペラ | アジマス 3,000kW×3(船尾) バウ 2,500kW×3(船首) |
航行速力 | 9ノット |
レグ長さ | 不明 |
最大作業水深 | 70m |
宿泊設備 | 120人 |
DPS | DP-2 |
2,500トン吊りのクレーンを搭載したSEP起重機船は、中国船籍の中だと「龙源振华陆号」(Longyuan Zhenhua 6hao)に並んで最大。
同時進行で建造中の他2隻もクレーン搭載完了
上海振華重工が中交三航局向けに建造している他2隻のクレーン船もメインクレーン搭載を完了しているようです。
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