北海道沖で流氷により航行不能になったロシア船籍タンカーが救助要請
2024年1月29日午前3時40分頃、ロシア船籍のタンカー「オストロフ・サハリン」(OSTROV SAKHALIN)が北海道枝幸町から約24km沖のオホーツク海を航行していたところ、流氷で動けなくなり航行不能に陥ったという。船からの通報を受けた第一管区海上保安本部は、救助活動をおこなうため羅臼海上保安署の砕氷巡視船「てしお」を現場海域。また、ロシア側からも砕氷多目的サルベージ船「BERINGOV PROLIV」が現場海域へ救助に向かっている。
タンカー「オストロフ・サハリン」(OSTROV SAKHALIN)
船名 | OSTROV SAKHALIN |
総トン数 | 11,423トン |
載貨重量トン | 17,088トン |
長さ | 160m |
幅 | 23m |
船籍 | ロシア |
建造年 | 1993年 |
砕氷巡視船「てしお」
船名 | てしお |
総トン数 | 563トン |
長さ | 54.9m |
幅 | 10.6m |
深さ | 5.0m |
船籍 | 日本 |
建造年 | 1995年10月 |
砕氷多目的サルベージ船「BERINGOV PROLIV」
船名 | BERINGOV PROLIV |
総トン数 | 4,766トン |
載貨重量トン | 1,417トン |
長さ | 87m |
幅 | 18m |
船籍 | ロシア |
建造年 | 2015年 |
ロシア船籍のタンカーが流氷に囲まれた24km沖は領海外
報道されている情報によると、ロシア船籍のタンカー「オストロフ・サハリン」が流氷に囲まれて航行不能に陥った場所は北海道枝幸町から約24km沖。沿岸国の主権がおよぶ領海は12海里(22.224km)までなので、沖合24kmという位置は領海と排他的経済水域の間にある接続水域に該当する。
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