世界最大のクレーン船「Sleipnir」による北海のBrae油田での石油プラットフォームのジャケット撤去。重量は11,000トン。
Brae油田
Brae油田は北海にあるスコットランドの油田。
今回撤去されたのは、Brae Alphaの掘削リグと、Brae Bravoの上部ジャケット。
ジャケットの撤去を行ったBrae Bravoは2018年に生産を終了。2つある掘削リグの内1つだけを撤去したBrae Alphaの方はまだ生産継続中だそうです。
TAQA Group, Heerema, and AF Offshore Decom successfully completes decommissioning project in Brae Field
Heerema Marine Contractors
Brae Alphaの掘削リグ撤去
吊っている物が小さく見えますが、重量は1,000トン。
Brae Bravoの上部ジャケット撤去
上部ジャケット(upper main jacket)。Brae Bravoプラットフォームが設置されているのは、水深100mの海。以前の記事によると、海底から34mより上を撤去とあるので、撤去したジャケットの大きさは66m+水面上に出ていた部分。なので高さ80mくらいですかね。重量は11,000トン。
ジャケット/下部構造に関しては、これらはBrae Bravoの海底から約34メートル上にある足場の上部に取り除かれます。
offshore-energy.biz
撤去したジャケットなどはノルウェーのVatsにあるAFOD環境基地に陸揚。材料の95%以上を再利用またはリサイクルすることを目的として処理されるそうです。
今回ジャケット撤去が行われたBrae Bravoの前作業として2021年に行われた上部設備の撤去動画。
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