ドイツのバルト海で建設中の「BALTIC EAGLE OFFSHORE WIND FARM」で使用するトランジションピースがドイツのザスニッツへ運搬されました。モノパイルの設置は2023年4月から開始される予定。
Baltic Eagleのトランジションピースがドイツに到着
ドイツのバルト海で建設中の「BALTIC EAGLE OFFSHORE WIND FARM」で使用するトランジションピースがBIG LIFTの運搬船「Happy Dragon」に積まれてドイツのザスニッツ(Sassnitz)へ運搬されました。製造を行ったのはスペインのアビレスにあるWindar Renovablesの製造施設で、今回運搬船「Happy Dragon」によって運搬されたのは50基の内、最初の10基。
製造されたトランジションピースは直径6.5m、高さ15m、重量は240トン。2021年末から製造が開始され、Baltic Eagleで使用する50基を製造。スペインからドイツへの運搬は2023年5月まで続くという。
2023年1月にはモノパイルが完成
2023年1月、Baltic Eagleで使用する50本のモノパイルは、ドイツのロストックにあるEEW SPCで製造され、完成している。
製造されたモノパイルは、直径9m、長さ75m~90m、重量は最大のもので1,421トン。
BALTIC EAGLE OFFSHORE WIND FARM
ドイツのリューゲン島から北東へ約30kmのバルト海で建設中の「BALTIC EAGLE OFFSHORE WIND FARM」は、9.5MWの風力タービン50基を設置する計画で総発電容量は476MW。2024年末には完成し、運転を開始する予定。
建設はすでに開始しており、2023年2月にはHeeremaが所有する14,200トン吊りクレーン船「Thialf」によって重量4,250トンの洋上変電所トップサイド設置が行われました。
着床式の風力タービン基礎となるモノパイル設置作業は、2023年4月から開始する予定。
設置作業を行うのは、Van Oordが所有する特殊杭打ち船「Svanen」。その為、モノパイル製造が行われたドイツのロストックにあるEEW SPCから「Baltic Eagle offshore wind farm」まではモノパイルを ”フロ-ト輸送” する予定。
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