「所でナンじゃこりゃ!?」に起重機船「第50吉田号」登場

「所でナンじゃこりゃ!」に起重機船「第50吉田号」登場 起重機船、クレーン船
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「所でナンじゃこりゃ!?」に起重機船「第50吉田号」登場

2024年10月4日19時55分からテレビ東京で放送された「所でナンじゃこりゃ!?」に吉田組の3,700トン吊り起重機船「第50吉田号」が登場しました。

起重機船・クレーン船に興味がある人は番組をご覧になられた方も多いかもしれません。私は放送終了後にXで流れてきたタイムラインを見て番組を知ったのでリアルタイムでは番組を見ることが出来ませんでした。ですが、TVerやテレ東のウェブサイトで見逃し配信をおこなっているので ”見れなかった!” という方も1ヶ月くらいの期間内であれば無料で視聴することが出来ます。記事後半にリンク先を貼っているので、見逃した方はお早めにご覧ください。

「所でナンじゃこりゃ!?」は2014年からテレビ東京系列で制作・放送されている特別バラエティ番組。思わず「ナンじゃこりゃ!?」と言いたくなるような世界中の不思議な現象や地形を大調査し、ド迫力の映像はもちろん、へぇ~と納得の情報も盛りだくさんでお届けする”世界基準“のバラエティー。

今回の放送が第21弾で、MCの所ジョージさんをはじめ、シソンヌの長谷川さん、日向坂46の松田さんをスタジオゲストに迎え、ナンじゃこりゃ!?なスクープ・プレゼンバトル4本立てという番組内容。

番組内で紹介されている4組のリポーターとプレゼン内容
  • ハシヤスメ・アツコ ※「第50吉田号」登場
    • 恐怖すら感じる!? 『国内最大級!130m の巨大クレーン!その頂上で行う危険すぎる高所作業に挑戦!』
  • ワタリ 119
    • 死ぬまでに1度は見たい絶景!『新潟県の超神秘!雲海を越える“雲の滝”とは?』
  • 土佐兄弟
    • 命がけで撮影!『有名観光地!熱海の知られざる海底伝説 〜海底遺跡を発見!?&知られざる竜宮城〜』
  • 川村エミコ(たんぽぽ)
    • 予想だにしない一大国家プロジェクトが待っていた!『秋田県!国内最大級の巨大ダムの建設現場に潜入』

ハシヤスメ・アツコさんが起重機船「第50吉田号」をリポート

「所でナンじゃこりゃ!」に起重機船「第50吉田号」登場
出典:X | テレ東配信(見逃し配信動画の配信開始、終了情報をお知らせ)(@tx_dougainfo

吉田組が所有する3,700トン吊り起重機船「第50吉田号」をリポートするのは、ハシヤスメ・アツコさん。

起重機船「第50吉田号」が登場する前の冒頭シーンでは ”大阪湾に出現!超巨大ネッシー!?” というありがちな煽りを挟みつつ、これにはスタジオの所さんも ”無いし、こんなの” と突っ込みを入れていました。

そして、大阪府泉大津市臨海町の起重機船「第50吉田号」が基地港にしているヤードへタグボート3隻に曳航されて入港してくるシーンへ。異様なまでの巨大さにリポーターのハシヤスメ・アツコさんをはじめ、スタジオにいる全員が驚愕。

「第50吉田号」の船体寸法は長さ110m、幅50m、深さ8.5m。ジブを起こした状態で高さは132m。925トン吊りのフック4基を備え、番組内ではヤードに置いてあった重量100トンの吊り金具を1フックで軽々と吊り上げる様子を披露。作業実績として、東京湾アクアラインや東京ゲートブリッジ、関西国際空港の連絡橋など日本を代表する海洋建築物の建設に関わってきたと説明されていました。

起重機船「第50吉田号」
出典:株式会社 吉田組
船名Vessel name 第50吉田号
吊上げ能力Lifting capacity 3,700トン
長さlength 110.0m
width50.0m
深さdepth 8.5m
建造年Year of construction 1984年
所有会社Owner company株式会社 吉田組
「第50吉田号」の概要

ジブトップにある航空障害灯の交換作業を体験

起重機船「第50吉田号」に設置されている航空障害灯の電球交換作業をハシヤスメ・アツコさんが体験。このシーンは見ててスゴイと思いました。

交換する航空障害灯があるのは起重機船で最も高い場所である高さ132mのジブ先端。しかも、ジブを倒した状態であれば傾斜も緩くなりますが、テレビ番組での撮影ということもあってかジブを起こした状態で作業をおこなっていました。恐らく翌日には足が筋肉痛になっていたと思う。

ジブに設置されている階段って何段あるんでしょうね。単純に高さ132mの建物だと考えると、35~40階建てに相当します。吹きさらしの屋外にある階段を上がっていく時の周囲に見える高さという恐怖もあり、結構過酷なロケ。おまけに強風という状況の中、無事にハシヤスメ・アツコさん達一行はジブの頂上へ到着。そして、目的の航空障害灯の電球を交換。

なかなかに迫力のある映像でした。スタジオで映像を見ていた所さんの感想は ”結局、電球いまだにねじるんだ!” という独特な視点からのコメント。確かに航空障害灯が大きな豆電球みたいな構造だったということに少し驚きましたけど・・。

ハシヤスメ・アツコさんは、ジブを上がっている時に高所という恐怖はあったようですが、しんどいとか登りたくないといった弱音は一切無く、修行のようなジブ登りを完遂。実際は体力的に相当きついはずなので、根性ある人だなと思いました。

番組内では、週に1度はワイヤーのチェックなどでジブトップに上がると説明されていました。えっ、ほんと?

東京タワーの重量を持ち上げる「第50吉田号」のパワー

日本最大級である起重機船「第50吉田号」の秘密として、いくつかの設備や性能が紹介されていました。テレビ番組なので大型起重機船を知らない一般の方へ向けた情報ということもあり、これまでに知られていなかった新たな情報は特に無かったように思います。しいて言えば、東京タワーの重量が約3,600トンだったということくらい。

起重機船「第50吉田号」に隠された秘密
  1. 係留用に巨大な8つの錨を装備
    • 縦6m、横5m、重量10トン
  2. 重量物を吊り上げるために船尾側に巨大なバラストタンクを装備
    • バラストタンクを満水にしてエア抜きから海水が溢れる様子を紹介、容量3,500トン
  3. 最大吊り上げ能力3,700トンは東京タワーの重量3,600トンよりも大きい
    • 滑車の原理を使用したメインフック4基に使用されているワイヤーは8本、延長3.5km/本
  4. 乗組員は数か月間、船上で生活をしている
    • 現在の乗組員数は16人、船内には個室や大浴場に加えて専属料理人による食事を提供

起重機船フックに使用されている動滑車の原理などクレーン船(起重機船)のヒミツについては以前の記事でも紹介しているので興味がある方は見て下さい。

動滑車の原理

見逃し配信のリンク先

リアルタイムで番組を見逃したという方に朗報。テレ東のウェブサイト ”ネットもテレ東” やTVerで見逃し配信をおこなっているようです。参考までにリンクを貼っておきます。

※2024年11月1日23:59 配信停止になるようなのでお早めにご覧ください。

リンク先 所でナンじゃこりゃ!? | ナンじゃこりゃ!?スクープバトル 大阪湾に出現!超巨大ネッシー!?

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