オランダの「Hollandse Kust Noord Wind Farm」で洋上風力発電所の建設作業が開始されたようです。行われたのはSiemens Gamesaの11MW風車タービン基礎となるモノパイル設置。
Hollandse Kust Noord 建設開始
オランダ エグモント・アーン・ゼーから18.5kmの北海に建設される「Hollandse Kust Noord Wind Farm」で風車タービン基礎となるモノパイルの設置が開始されました。
設置しているモノパイルは全長74.5m、最大直径8.2m、重量919トン(平均)。つい先日、Sif Groupによって設置する70本のうち最初の2本が製造されたばかり。TPレスモノパイルという仕様でTP(トランジションピース)の設置が不要。モノパイル設置作業は2023年半ばまでに完了する予定。
モノパイル設置を行うのはDEME所有の1,500トン吊りSEP起重機船「Innovation」。2020年に事業者の「CrossWind」と契約を行ったのは「Van Oord」なので傭船というか下請けみたいな感じでしょうか。「Van Oord」はアレイケーブル設置、風車基礎の建造・設置、風車タービンの輸送・設置について契約しています。
今後、「Van Oord」からは600トン吊りSEP起重機船「MPI Resolution」、ケーブル敷設船「Nexus」が配備される予定。
Hollandse Kust Noord Wind Farmの概要
「Hollandse Kust Noord Wind Farm」は、オランダのエグモント・アーン・ゼー(Egmond aan Zee)の海岸から18.5km沖合に建設中の洋上風力発電所。発電容量は759MW、2023年末までに完成予定。
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