2022年9月24日、日本国内初となる商業ベースでの大型洋上風力発電事業、秋田洋上風力発電で全33基の風車設置工事が完了。今後は、試運転・法定検査を進め、2022年末までの商業運転開始を目指す。
全33基の洋上風車設置完了
2021年5月に洋上風車基礎の設置を開始してから1年6ヵ月。秋田港に13基、能代港に20基、全33基の4.2MW洋上風車設置が完了。
基礎設置時の油圧ハンマーによる騒音問題や新型コロナウイルスの影響など様々な問題が発生。外国籍のSEP船「SEAJACKS ZARATAN」を施工のメインとして使用するというあまり前例のない施工の進め方にも関わらず無事工事をやり遂げることができた成果は大きい。
今後は2022年末までに商業運転を開始するため、試運転・法定検査を進めるということなので最後まで気を緩めずやり切って頂きたい。ひとまず、お疲れさまでした。
商業運転を開始すると国内導入量が3.7倍に増加
4.2MWの洋上風車33基で138.6MW。
秋田洋上風力発電が商業運転を開始すると国内の洋上風力導入量は、現在の 51.6MW から 190.2MW となり、約3.7倍に増える。増加量は約270%。
一般家庭 約13万世帯に電力を供給
秋田洋上風力発電株式会社のホームページによると、年間の予想発電量は52万MWh。一般家庭1世帯当たりの年間消費電力量は約4MWhなので、13万世帯分に相当する。逆算すると発電効率は43%くらい。
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