コンクリート製浮体の設計・製造・維持管理を通じた低コスト化に資する技術開発

出典:TAISEI CORPORATION
- 期間:2026 年7月~2028年3月(予定)
- 参画企業:大成建設株式会社、東京電力ホールディングス株式会社、北海道電力株式会社
コンクリート製浮体は、主要材料の大半が国内調達であることから、材料供給及び価格の安定性に優れており、コンクリート製造に係る既存サプライチェーン・港湾インフラの活用が可能であることから、国内サプライチェーンの強靭化や地域経済への貢献が期待されている。一方、コンクリート製浮体の普及・商用化に向けては、浮体の設計・量産技術や係留技術の確立、地域受容性の向上に加え、品質確保、長期耐久性の確保、点検・維持管理の合理化など、様々な技術課題があるという。大成建設、東京電力、北海道電力の3社は、2024年度・2025年度のNEDO委託事業「フルコンクリート製コンパクトセミサブ型浮体および大水深係留の技術開発」において、これらの課題解決に向けた開発・評価等をおこない、浮体式洋上風力発電の導入に必要な基盤技術の検討を進めてきた。
今回採択された開発テーマでは前事業での成果を発展させ、コンクリート製セミサブ型浮体の製造実証試験、波浪による繰返し荷重に起因する疲労と海水由来の塩化物イオンの浸透が複合的に作用してコンクリートの劣化が進行する複合劣化の影響評価、光ファイバーセンシングによるひび割れモニタリング手法の適用性評価を一体的に推進。
これにより、風車の長寿命化を見据えたコンクリート製浮体の長期耐久性を確保し、発電コストの更なる低減を開発の目標としている。さらに、これらの成果を実海域実証につなげ、国内初となるコンクリート製セミサブ型浮体の商用化を目指す。
浮体式洋上風力発電の洋上での風車施工技術および大規模修理技術の開発

出典:TEPCO Renewable Power
- 期間:
- 参画企業:東京電力リニューアブルパワー株式会社、一般財団法人日本海事協会、国立大学法人東京大学
東京電力リニューアブルパワーは日本海事協会と東京大学と共同で、小規模なクレーン設備(タワークライミングクレーン)と施工台船を組み合せた洋上での風車施工技術および大規模修理技術の開発に取り組む。
従来の大規模修理技術では、係留索・ケーブルの切離しをおこない、風車を搭載した浮体を港湾まで曳航するため、再接続を含めて費用と復旧時間を要し、経済性の観点から負担が大きいという短所が挙げられる。
風車の搭載や交換作業を現地海域で実施できるようになることで、サイト近傍の多様な港湾を活用した施工・維持管理が可能となり、発電コストの大幅な低減を実現。
今回採択された開発テーマの洋上での風車施工技術について、安全性・信頼性・経済性の観点から実現可能性を評価し、2030年以降の商用案件を見据えて技術課題を整理するとともに実海域実証等の計画を検討。
















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