SOV「WindKeeper」の Steel Cutting Ceremony
テュルキエの Cemre Shipyard で GC Rieber Shipping 向けとなる SOV(Service Operations Vessel) の鉄鋼切断式(Steel Cutting Ceremony)がおこなわれました。
建造が開始された「WindKeeper」と呼ばれるSOV船は、SWATH(small waterplane area twin hull)という水面部分の船体面積が小さい双胴船船型の手法と設計に基づいており、高い操作性と超低燃費を実現するという。
完成・引き渡しは、2025年第1四半期の予定。
2022年10月に GC Rieber Shipping は Cemre Shipyard と2隻のSOV「WindKeeper」建造契約を締結したことを発表しています。この契約にはさらに2隻の建造オプションが含まれているという。
SOV「WindKeeper」の概要
SOV「WindKeeper」の船体は長さ57mの双胴船。操作性や耐荒天性に優れ、搭載されている伸縮式のギャングウェイは最長30m。自動船位保持装置(DPS)は、DP2を搭載しており、波高4mでも安全にギャングウェイを使用可能。40室の個室があり、技術者の快適な生活空間が確保されている。
👆の画像のような荒天の中、現場に行くことは滅多にないでしょうけど作業中に天候が急変することは考えられます。波高4mでも安全に昇降が出来るというのは安心感がありますね。ただ、波が高いという事は必然的に風も強く吹いているはず、上部船体が大きいだけに風の影響を受けやすいと思いますが、どの程度の風速までDPが機能するのか気になります。
船型 | 双胴船 |
長さ | 57m |
ギャングウェイ | 長さ:30m 昇降高さ:10~30m |
甲板スペース | 350m2 |
船室 | 40部屋 |
作業条件 | 波高4m以下 |
よく読まれている記事