「Baltic Eagle」で基礎とアレイ間ケーブル設置完了

「Baltic Eagle」で基礎とアレイ間ケーブル設置完了 洋上風力発電
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「Baltic Eagle」で基礎とアレイ間ケーブル設置完了

Van Oordの掲載記事【2023年12月20日掲載】

Van Oord completes foundation and cable installation at Baltic Eagle offshore wind farm

(Van Oord、バルティック・イーグル洋上風力発電所の基礎とケーブルの設置を完了)

https://www.vanoord.com/en/updates/van-oord-completes-foundation-and-cable-installation-baltic-eagle-offshore-wind-farm/

2023年12月20日、Van Oordは「Baltic Eagle offshore wind farm」で50基のモノパイルとトランジションピース、そしてアレイ間ケーブルの設置が完了したことを発表しました。

Van Oordの特殊杭打ち船「Svanen」による1本目のモノパイル設置完了が発表されたのは、2023年4月25日。最大で直径9m、長さ90m、重量1,421トンというモノパイルを製造したドイツのロストックにある EEW SPC から設置海域まで約80マイル(約148km)を浮かべた状態で海上運搬する”フロート輸送”で運搬。

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クレーン搭載の重量物運搬船によるTP設置

製造されたスペインのアビレスで運搬船「Happy Dragon」へトランジションピースを積み込み
出典:Windar Renovables

特殊杭打ち船「Svanen」によるモノパイル設置が完了した後にトランジションピース(TP)を設置したのは、Spliethoff の「Brouwersgracht」と Jumbo の「Fairplayer」というクレーンを搭載した重量物運搬船。

船名FAIRPLAYER
総トン数15,027トン
載貨重量トン10,700トン
搭載クレーン900トン×2
長さ144.1m
26.7m
深さ14.1m
建造年2008年
DP2重量物運搬船「FAIRPLAYER」
出典:Jumbo Maritime
船名FAIRPLAYER
総トン数14,498トン
載貨重量トン14,517トン
搭載クレーン500トン×2
長さ141.3m
24.91m
深さ12.48m
建造年2023年
DP2重量物運搬船「Brouwersgracht」
出典:Spliethoff
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ケーブル敷設船「Nexus」によるアレイ間ケーブル設置

「BALTIC EAGLE」でケーブル敷設作業開始
ケーブル敷設船「Nexus」
出典:Van Oord

風力タービン設置エリア内のアレイ間ケーブルを合計約70kmを設置したのは、ケーブル敷設船「Nexus」。

設置されたアレイ間ケーブルを保護のため必要な深さまで埋設したのは、ケーブルトレンチャー「Dig-It」。

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「BALTIC EAGLE OFFSHORE WIND FARM」の概要

「BALTIC EAGLE」の概要
  • 設置位置:ドイツ リューゲン島から北東へ約30kmのバルト海、水深40~45m
  • 発電容量:476MW
  • 風力タービン:MHI Vestas V174-9.5 MW、50基
  • 風車基礎:着床式、モノパイル(長さ90m、最大重量1,421トン)
  • 完成予定:2024年末
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