重量23,000トン、「West White Rose」トップサイド設置

重量23,000トン、「West White Rose」トップサイド設置 石油プラットフォーム
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気になる重量21万トンのコンクリート製重力式基礎

出典:https://westwhiteroseproject.ca

重量23,000トンのトップサイドを支えるコンクリート製重力式基礎は、一体どのようにして沖合に設置されたのか?気になったので調べてみました。

AllseasがYouTubeで公開している「Pioneering Spirit」によるトップサイド設置の動画で、海面上に姿を見せている円筒形の部分は僅かですが、設置海域の水深は約120mあるため、海面より下の部分は想像以上に大きいことが分かります。

コンクリート製重力式基礎の大きさは高さ145m、ベース部分は直径122m。コンクリート76,000m3が使用されており、重量は210,000トン。建造がおこなわれたのは、カナダのニューファンドランド・ラブラドール州にあるアルジェンシャ(Argentia)。Argentia Graving Dockと呼ばれる海岸近くに位置する場所で、建造後に進水・曳航するため建造場所は海抜以下に掘り下げられています。建造時にはMammoetリングクレーンSK 350」を使用。

【Googleマップ航空写真】コンクリート製重力式基礎の建造場所

建造後に進水し、浮かべた状態で設置場所へ曳航

高さ145m、重量210,000トンの巨大なコンクリート製重力式基礎は、進水して浮かべた状態で設置場所まで曳航がおこなわれました。

設置場所への曳航では複数のボートが配置され、主曳船として曳航作業に従事している「Skandi Mariner」は全長95mという大きさ。

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