「北九州響灘洋上ウインドファーム」で発見された爆発物等の爆破処理
2023年12月14日、「北九州響灘洋上ウインドファーム」の海底調査で発見されていた爆発物等の爆破処理がおこなわれました。北九州市沖の響灘では2023年6月以降に海底から太平洋戦争中のものとみられる機雷や砲弾類が相次いで見つかっており、9月25日にも機雷1発が同様に爆破処理されています。
12月14日に北九州市若松区沖で海上自衛隊下関基地隊によって実施された爆破処理では、機雷や爆弾など合わせて20発が処理され、「北九州響灘洋上ウインドファーム」の建設エリアで発見された爆発物等の処理は完了したという。
関門海峡では太平洋戦争末期に米軍が日本国内の物流を阻害するため、約5千個の機雷を敷設されたとされており、今も数百個の機雷が残っていると言われているようです。
9月に実施した爆破処理以降にも爆発物等を発見
9月25日に爆破処理が実施された時点で見つかっていた爆発物等は14で、そのうち機雷1発が処理されて残り13になっていました。今回、爆破処理されたのが20発ということなので9月の爆破処理以降にも7発が発見されていたことになります。
爆破処理の任務にあたる掃海艇「とよしま」
爆破処理の任務にあたったのは、掃海艇「とよしま」。処理されたのは長さ約2m、直径約60cm、重量約700kgという米軍の機雷1発と旧日本軍が投棄したとみられる250kg爆弾や50kg爆弾など19発。
爆破処理の手順として、処理する機雷や爆弾の近くに爆薬を設置し、遠隔操作で爆発させることで誘爆し、処理するという方法がとられた。
掃海艇「とよしま」
船名 | とよしま |
排水トン数 | 590トン(満載) |
長さ | 54m |
幅 | 9.4m |
深さ | 4.2m |
建造年 | 2002年 |
所属 | 佐世保地方隊 下関基地隊 第43掃海隊 |
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出典:海上保安庁 | 第七管区海上保安本部
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