両備ホールディングスがポルトガルの造船所でクルーズ船建造
【両備ホールディングス】 クルーズ客船の造船契約締結について
https://ryobi.gr.jp/news/8591/
2023年12月22日、両備ホールディングス株式会社(本社:岡山市北区)は、ポルトガルの造船所West Seaとクルーズ船建造契約を締結したと発表しました。
建造するクルーズ船は全長約110m~120m、総トン数 約9,000~10,000トン、客室数は約60室で乗客数は約120人。サイズ的に大型客船ではなく、ヨットスタイル客船と呼ばれる乗客100名~150名程度のスモールラグジュアリー船となっており、まるでメガヨットのオーナーになったかのような気分を味わえる贅沢な空間で最高のパーソナルサービスを提供するという。
竣工予定は2027年。
船尾にはマリーナ、大型船では寄港できない島々を巡る船旅が魅力
スモールラグジュアリー船という船体サイズの特性を活かし、大型クルーズ船では寄港できない瀬戸内や南西諸島の島々を巡る船旅が魅力の1つとなっている。船尾に新造船では日本初となるマリーナを備え、マリンアクティビティや小型ボートでの離島上陸を楽しむなど、一味違ったクルーズライフが体験できるという。
海外では多くありそうな気もしますが、日本国内でこようなコンセプトのクルーズ船は珍しいのかも。着眼点が素晴らしいと思いました。
新造クルーズ船の概要
船名 | 未定 |
総トン数 | 約9,000~10,000トン |
長さ | 約110~120m |
幅 | 約19m |
喫水 | 約4.7m |
客室数 | 約60室(予定) |
乗客数 | 約120人(ツイン利用時) |
乗組員数 | 約100人 |
速力 | 約15ノット |
ポルトガルの造船所 West Sea – Estaleiros Navais, Ldaの概要
クルーズ船を建造するのは、ポルトガル北西部のビアナ・ド・カシュテロ(Viana do Castelo)にある造船所West Sea。敷地面積25万m2の造船所内には長さ200m、127mという2つのドライドックや艤装岸壁などがあり、クルーズ船建造の他にも浚渫船やポルトガル海軍の巡視船などを建造した実績がある。
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